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井上夢人(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞社/
発売年月日 2000/01/30
JAN 9784620106083

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商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2021/05/05

恩田陸が音を言葉にしたように匂いを視覚で表し文字として伝えた作品。20年以上前なのに今読んでも新鮮さを失わない。

Posted by ブクログ

2021/03/14

世にも珍しい「鼻」をテーマにしたミステリー。 主人公が事件に巻き込まれる→奇跡的に一命を取り留める→以前の自分とは違う という、結構ありがちなパターンの構成。 (東野圭吾の「変身」とか、新保裕一の「奇跡の人」とか。後者は若干違うけど) この本の主人公の場合、病院のベッドで意識を...

世にも珍しい「鼻」をテーマにしたミステリー。 主人公が事件に巻き込まれる→奇跡的に一命を取り留める→以前の自分とは違う という、結構ありがちなパターンの構成。 (東野圭吾の「変身」とか、新保裕一の「奇跡の人」とか。後者は若干違うけど) この本の主人公の場合、病院のベッドで意識を回復した時から “クラゲ”のようなものが目の前にフワフワと漂っており、 それがどうやら「臭いを視覚的に捉えた情報」である事に気付く。 そして友人の行方不明と姉を殺害した犯人を追う為に その嗅覚をふんだんに使って調査する…という内容。 もちろん主人公は見た目普通の人なのでそうそう簡単には行かず、 テレビ局の力を借りたりする。 で、その都度胡散臭がられたりしながらも、何とかして周囲の協力を得ながら 徐々に真相に近づいていく。 「嗅覚抜群の人間」てだけで有り得ないのだが、上手く現実的に書かれている。 そういった本筋とは別に、いわゆる視覚的表現としての「臭覚」の描写が秀逸。 井上氏には臭覚が見えているのではないかと思うほど。 是非ともCGで書かれた色んな臭いを見てみたい。特にオレンジ色の例の臭いとか。 いわゆる犯罪小説としてのラスト部分(犯人との決着の方法)や 「鼻が良いだけでそんなに出来ちゃうのかよ!」みたいな所もあるが、 結末としては哀しい中にも温かさがある。 岡嶋二人時代の「クラインの壺」みたいな終わりだったらどうしようかと思ったのだが、ホッとした。 岡嶋二人の作品や井上夢人の作品が好きな人は、問題なく楽しめる作品。 今まで上記の作品に触れた事がない人でも、きっと楽しめる。安定した感じ。

Posted by ブクログ

2014/02/26

高校の頃に読んだのをふと思い出して本棚に登録。また読んだら星つけますが、すごく印象深くて今もその世界のイメージを思い出せる。

Posted by ブクログ

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