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スウェーデン現代政治史 対立とコンセンサスの20世紀
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スウェーデン現代政治史 対立とコンセンサスの20世紀

スティーグハデニウス(著者), 岡沢憲芙(訳者), 木下淑恵(訳者), 秋朝礼恵(訳者)

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スウェーデン現代政治史 対立とコンセンサスの20世紀

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早稲田大学出版部/
発売年月日 2000/09/12
JAN 9784657008268

スウェーデン現代政治史

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2010/04/30

「福祉国家」と云われるスウェーデンであるが、そこまでには紆余曲折の歴史がある。 第二次世界大戦中は、徹底した中立政策で独立を維持。そこには地政学的な要件と、巧みな外交戦術があった。 また戦後は、「足して二で割る」が横行した歴史という感を受けた。しかしながら政局のタネで議会が...

「福祉国家」と云われるスウェーデンであるが、そこまでには紆余曲折の歴史がある。 第二次世界大戦中は、徹底した中立政策で独立を維持。そこには地政学的な要件と、巧みな外交戦術があった。 また戦後は、「足して二で割る」が横行した歴史という感を受けた。しかしながら政局のタネで議会が紛糾して国政が停滞するよりはいいのかもしれない。かつ中道左派政党が産別じゃなく全国規模の労働組合と連携している。それで労組も利己じゃなく「同一賃金同一労働」を要求している。やはり大陸欧州の国の国民は、自分の階級意識に即した行動を見せている。これは民族意識や宗教があまり盛んではなく、国民は各々の階級に応じた投票行動を見せている。本来はこうあるべきである。日本では産別労組が一般的であったため、労働者の全ての利益代表たりえていない。まず産別労組では自分の労働組合の利益しか考えなくなるので、日本における「連合」と昔の社会党・今の民主党はその意味での労働者の政党ではない。本質的には、自民党にくっついていた経団連を初めとする財界の癒着と何ら変わりはないのである。 スウェーデンは欧州の辺境であるが、かといって帝国主義の時には植民地になったわけでもない。微妙なところである。しかしながらこういう視点からの欧州の歴史も面白い。スウェーデンは地理的にも欧州の中心ではなく、世界大戦でも被害を被らなかった。かつソ連の影響を受けることもなく、福祉国家となる条件が揃っていたのかもしれない。スウェーデンで行われている政策をそのまま日本で導入するのは難しいが、見習うべき点は多いのではないだろうか。

Posted by ブクログ

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