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千の太陽よりも明るく 原爆を造った科学者たち 平凡社ライブラリー362
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千の太陽よりも明るく 原爆を造った科学者たち 平凡社ライブラリー362

ロベルト・ユンク(訳者), 菊森英夫(訳者)

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千の太陽よりも明るく 原爆を造った科学者たち 平凡社ライブラリー362

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2000/09/08
JAN 9784582763621

千の太陽よりも明るく

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2008/03/15

日本が起こした戦争に関して、祖父の話を通じて昔から関心を持っていた自分はいろんな第二次世界大戦関連の学術書を読んできました。他の機会に紹介する機会もあると思いますが、なかでもこの本は傑出すべき点が多々あります。 何人もの人々の足取りを追いながら、原爆製造に向かっていった科学者...

日本が起こした戦争に関して、祖父の話を通じて昔から関心を持っていた自分はいろんな第二次世界大戦関連の学術書を読んできました。他の機会に紹介する機会もあると思いますが、なかでもこの本は傑出すべき点が多々あります。 何人もの人々の足取りを追いながら、原爆製造に向かっていった科学者の鬼気迫る意識、ナチスよりも先に開発しなくては行けないという政府からの圧力。刻々と変わりゆく戦況と情勢の中で、核技術の開発がいかに多面的な意味合いをもって変質していったのかがわかりやすくかかれています。 しかも科学者の多くがドイツからの亡命者であったことはよくしられていますが、それぞれの事情からドイツに残った科学者、そのドイツで彼らが何を学んでいたのか、アメリカには渡らずにイギリスに残った科学者の理由、アメリカ政府とのやりとりなどが生々しく記述されています。 原爆開発と日本投下の真の目的、そして水爆開発にまで一気に突き進んでいった戦後の核技術開発関連の委員会の動向などを知る上ではかなり貴重な情報と、今なお核拡散の懸念が消えない(というよりは実際に拡散しているとも言っていい)世界を見つめる上でも科学者の心情と現実世界の進展との間に存在する乖離を理解できると思います。 終戦60年以上の時間を経ても、その悲惨さを誰もが強い得ているはずなのに、今も人類が全滅できるほどの核兵器を保有する時代だからこそ、きちんとした知識と過去の先人達の思いを心にとめておくべき教訓を理解する上でおすすめしたい本です。

Posted by ブクログ

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