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シュトルーデルを焼きながら
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社/ |
発売年月日 | 2000/09/01 |
JAN | 9784037266707 |
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シュトルーデルを焼きながら
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
凄い面白かった。重層的で深い、読み応えのある本。 児童文学なのかな?普通に大人が読んでも全くおかしくないと思う笑(むしろ子供には難しいのでは…?) ユダヤ人の辛苦、家族の繋がり、何気ない日常会話、歴史、いろんな要素が積み重なって一つの映画を見終えたような気分。
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シュトルーデル。小麦粉の生地を薄くのばして、スライスしたリンゴやクルミを包み込んで、くるくる畳んでオーブンで焼く伝統のお菓子。 焼いている時間はお話の時間。お話は熱いオーブンにそっと入っていって、なめらかなシュトルーデルの皮をいっそうなめらかにし、砂糖をいっそう甘くする。シュトル...
シュトルーデル。小麦粉の生地を薄くのばして、スライスしたリンゴやクルミを包み込んで、くるくる畳んでオーブンで焼く伝統のお菓子。 焼いている時間はお話の時間。お話は熱いオーブンにそっと入っていって、なめらかなシュトルーデルの皮をいっそうなめらかにし、砂糖をいっそう甘くする。シュトルーデルが焼きあがったときに、お話は薄切りリンゴのあいだにしっかりとはさまっている。シュトルーデルはお話の味がする。 幽霊たちと踊った男の子の話。金に変わったリンゴの話。もう一度幽霊になった男の子の話。ロシアからアメリカに渡ってきた女の子の話。シュトルーデルが大嫌いな男の子の話――。 シュトルーデルを焼きながら、親から子へ、祖父母から孫へと語り継がれる物語。 それは家族の歴史。19世紀末ロシア領オデッサ、黒海のほとりから始まり現在のアメリカに至るまで、100年にわたって連綿と続き、語られるユダヤの人々の苦難の歴史。 大好きなおじいちゃんが亡くなって一週間経った朝に、生前おじいちゃんが作ってくれたシュトルーデルをふたりで作るロリとジェシカ姉妹。そして代々シュトルーデルとともに伝えられてきたという、おじいちゃんが語ってくれたお話を始める。 だってシュトルーデルにはお話がつきもの。お話のないシュトルーデルなんてただの小麦粉のかたまりでしかない。 こうしてシュトルーデルも一族の物語も、新たな世代に受け継がれてゆくのだ――。 作者あとがきによると、作者自身が幼い頃、食事の支度の時、食べている時などに年上の家族や親戚が話してくれた物語の記憶の断片を想像で補いつつ書き上げられた作品。料理とともに一族に脈々と受け継がれてきた“お話”。それはユダヤ人迫害の歴史そのものだが、悲惨な歴史は子供の目線と伝聞形式のためか淡々と語られている。 しかし巻末の家系図にはある代、系譜の片隅にいくつか「家族全員が1940年代に殺される」と記されている。その部分が、ごく普通の人々の思い出話が、ユダヤ人が味わった苦難の深さそのものだと訴える。 ユダヤ人がこれまでに味わった苦難。それを乗り越えて生きる家族の絆。そして、辛い過去さえも語り継がれていく未来があるという希望に満ちた児童文学。
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大震災の中で読みました、一つでいいから我が家のレシピを伝えたいと思いました。ゆっくりとした時間を過ごした人々、羨ましい
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