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タイタン(上) ロックフェラー帝国を創った男
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タイタン(上) ロックフェラー帝国を創った男

ロンチャーナウ(著者), 井上広美(訳者)

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タイタン(上) ロックフェラー帝国を創った男

定価 ¥2,970

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP社/日経BP出版センター
発売年月日 2000/09/16
JAN 9784822241964

タイタン(上)

¥2,475

商品レビュー

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2012/12/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

伝記、それは最大の自己啓発本ではないか。最近そう思うようになった。 なぜなら成功してきている人には必ず、努力だとか、誠実だとか 人並みはずれた能力を持っており(正確に言えば、成長する過程で身につけている) 巷で売られている、「こうすればよくなる」式の ハウツー本を読むよりはるかに学ぶことが多い。 今回は第一弾、ロックフェラーだ。ロックフェラーの名前は漠然としか知らず、 彼がどのようにして石油王となったのか興味があったため、本書を読むことにした。 本書は上巻だけで600ページもあり、ものすごく分厚い。 上巻だけでジョン・Dロックフェラーの伝記を陽と陰の部分を 隠さずにまとめているのではないか。 ロックフェラーの何がすごいかというと、いかに箇条書きで示す ・ 集中力:成すべき時に成すべきことに心を集中し、 それ以外のことを心の中から排除すること ・ 倹約:あれだけ膨大な資産を持っていたにも拘らず、 質素な暮らしを心がけていたこと ⇒これは彼の敬虔なクリスチャンがそうさせたのではないか。 ・ 行動力:計画は大胆に、実行は細心に。 ものすごく事業を拡大するときに大胆になる一方で、 時にものすごく慎重に行動を起こす。 ・ 人身掌握術:「私が人々を信頼し、人々に私を信頼させることができたおかげだ」 ↑これはなぜ成功したのですかと聞かれたときの発言。 ・ 忍耐:時に罵声、侮辱されても全くキレるどころか、 ぐっと堪えて感情をコントロールすること。 ・ 率先力:何もルールが無いところから、作り上げてしまう。 多国籍企業の草分けとなるビジネスモデルは彼が作った。 今で言う、何チャラHD(ホールディングス)というのは彼が始めて作ったのではないか。 異業種会社を一つの会社に纏め上げた手腕は簡単にまねできない。 上記ざっと上げてみたけれども、今の僕が彼に勝る物は何一つ無い。 まだまだ自分に対して甘いという以外に言葉が見つからない。 倹約は引き続き取り組むと共に、彼の行動力を真似てみたい。 またご存知だろうか、彼はUniversity Of Chicagoの創設に 多大な寄付をした人物だった。シカゴ大学は全米でも指折りの大学。 中でも経済学者の故ミルトン・フリードマン教授をご存知ではないだろうか。 慈善事業は僕が興味を持つ分野であり、 僕も教育で慈善事業をいつか行いたいと考えている。 彼の場合は事業で稼いだお金を大学創設に費やした。 そして彼は慈善事業にもビジネスの考え方を持ち込んだ。 慈善事業といえども、いつまでも自分に頼られては困るということで、 直接自分が介入するのではなく、そっと見守りながらも適度に離れていくというやり方。 でも大学創設でずいぶんと資金を投入したので、 当時は苦労されていたんじゃいないかな。 一方で影の部分となると、 彼は自分の事業に協力しない会社を容赦なく潰しにかかった。 また鉄道会社と組んで、膨大なリベートを稼いだ。 まるで二重人格ではないかと疑われてしまうほど、 残酷な進め方で事業を拡大させていった。 下巻はどんな話が待っているんだろう。僕の興味を書きたててくれよー。

Posted by ブクログ

2010/01/10

タイタン=ギリシア神話に登場する巨神族であり、金属のチタンの由来はここにある。 鉄鋼界の巨神族=ロックフェラーから、タイトルが取られている。 何より、熱い! 学ぶことが多い良本である。成功者の伝記は心が揺れる♪ *** >彼は、倹約の美徳、自主独立、勤勉、衰えることのない冒...

タイタン=ギリシア神話に登場する巨神族であり、金属のチタンの由来はここにある。 鉄鋼界の巨神族=ロックフェラーから、タイトルが取られている。 何より、熱い! 学ぶことが多い良本である。成功者の伝記は心が揺れる♪ *** >彼は、倹約の美徳、自主独立、勤勉、衰えることのない冒険心という、すべてを体現した。 また一方で、政府に従わず、競争相手を踏みつけにした人物として、アメリカの悪行の権化でもあった。 ビル・ゲイツや孫正義も、まさにそうだ! 大志のために、人類の発展のために、貫き通す覚悟は政府を持ってしても止められない。 それだけの覚悟があって、不朽の人物になるわけか。 自分はまだまだ小さい。 >ロックフェラーは信仰に篤く、自分は金儲けをするために地上に生まれ、その金で他の人々の生活を豊かにする使命を帯びている、と考えていた。 最大の人道的業績は、人生後半に手掛けた慈善事業ではなく、自分の事業は大勢の人に与えた仕事と、家庭の照明用に作り出した安価や灯油だ、と生前に語っていたという。 事業=人道的業績というのが響く。 CSRが自分は理解できない。 本業で社会に貢献すべき、というのが自分の主張だから。

Posted by ブクログ

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