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死者と影 ハヤカワ・ミステリ1686
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死者と影 ハヤカワ・ミステリ1686

ポーラ・ゴズリング(著者), 山本俊子(訳者)

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死者と影 ハヤカワ・ミステリ1686

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2000/01/20
JAN 9784150016869

死者と影

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商品レビュー

3.5

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2021/09/17

町から離れた富裕層相手の病院と、隣接する森が舞台となって、理学療法士の主人公ローラの視点を通して、事件や登場人物像が語られていく。亡父から莫大な遺産を受けたローラは、叔父が経営する病院への勤めの誘いを頑なに拒んできたが、代わりに勤めた友達が森で殺害された知らせを受け、不可解な死の...

町から離れた富裕層相手の病院と、隣接する森が舞台となって、理学療法士の主人公ローラの視点を通して、事件や登場人物像が語られていく。亡父から莫大な遺産を受けたローラは、叔父が経営する病院への勤めの誘いを頑なに拒んできたが、代わりに勤めた友達が森で殺害された知らせを受け、不可解な死の謎を解き明かしたく、病院への勤めを承諾する。殺害があった森には、古くから'シャドーマン'と呼ばれる殺人鬼がいる言い伝えがあり、片や病院でも医師、看護婦、入院患者、雑用係など癖のある人物と複雑な人間関係が織りなされ、事件の背景や犯人への目星が全くたたない。そこへ看護婦が同じような方法で殺害され、'シャドーマン'が浮上する。患者には人生のやる気が失せた元刑事ギリアムがいたが、彼のリハビリも兼ねて、ローラは事件の捜査に巻き込みながら、やる気を再生させていく。終盤まで、誰が犯人か、シャドーマンとは何者か、病院関係者の誰もがアリバイがあるようでない状況に謎は深まる。ギリアムのやる気にスイッチが入り、犯人への焦点が収斂していく。ラストに向けたスピーディーな展開は、犯人に到達する瞬間までぐいぐいと引き込まれる。何となく犯人かな?と思えた人物が、やはり犯人であったが、そこのカラクリは、絶対に読み取れないだろう。

Posted by ブクログ

2012/08/04

叔父の経営する病院に理学療養しとしてやってきたローラ。目的は友人のしの真相を掴むこと。 ブラックウォーター・ベイの町には森をうろつく怪人シャドーマンの噂が流れ、一方病院では複雑な人間関係が渦巻いていた。 これぞコージー!という一作。 ミステリありロマンスありで面白かった。 なに...

叔父の経営する病院に理学療養しとしてやってきたローラ。目的は友人のしの真相を掴むこと。 ブラックウォーター・ベイの町には森をうろつく怪人シャドーマンの噂が流れ、一方病院では複雑な人間関係が渦巻いていた。 これぞコージー!という一作。 ミステリありロマンスありで面白かった。 なにより主人公のローラがきちんと事件を捜査しているのがいい。 そしてwho do it、why do itだけでなく、きちんとhow do itが描かれているのがイイ! 最近のコージーはこれがおざなりにされすぎていて、読んでいて辛いんだよ。 舞台は日常、でもミステリは本格。 このバランスが嬉しいなぁ。 最近のコージーが物足りない人にオススメ。

Posted by ブクログ

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