絶対モーツァルト法 高周波音が脳を活性化する

篠原佳年(著者)

• 販売会社／発売会社: マガジンハウス/
• 発売年月日: 2000/10/19
• JAN: 9784838712571

商品レビュー

2014/05/09

〈本から〉
トマティスメソッド

自分がしゃべった声が空気の振動となって聞こえて
くる「気道音」

自分の骨を伝播してくる「骨導音」

音楽の神様＝モーツァルトの耳

トマティス博士によれば、中耳は、聞こえてくる
音をパスバンドやストレスにしたがい都合の
よいもものを選択して内耳に伝える自動フィルター
機能を持っているというのです。

恐るべき中耳のはたらき
中耳には、三つの耳骨があります。耳小骨は、
コマクの近くから、ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨
といいます。とっても小さい骨で、ツチ骨はコマク
拡張、アブミ骨はアブミ骨筋という、これもまた
小さな筋肉につながっていて、これらの筋肉に
操らえて動き、コマクに響く音質を細かく調整
していたのです。なんでもかんでもコマクに響く
音を内耳に伝えていたわけではなかったのです。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

博士の解説によると、モーツァルトのリズムと
グレゴリオ聖歌のそれは、ほぼ二倍の店舗の違いが
あって親和性があるのだそうです。

アルフレッド・トマティス著、窪川英水訳
『モーツァルトを科学する』日本実業出版

とくに美しく聞こえる音の振動は、たとえば
半紙の上の微粒子を幾何学的な模様に整えて
びっくりさせます。音波は、共振、共鳴作用で、
物質にエネルギーを及ぼします。

「モーツァルトの音楽は、発育を促すばかりか、
創造性、大脳皮質のエネルギー補給、動機づけの
ためなど有効である。グレゴリオ聖歌を導入した
のは、そのリズムが気持ちを落ち着かせるからで
あるが、同時に強壮的な効果もある。また、童歌
や民族的な表現と言語構造を土台としていて、その
言語特有の抑揚やリズム・調子・アクセントが
含まれ、本来の意味での言語を作り上げるのに
役立つからだ」（モーツァルトを科学する）

「音楽が耳を通して伝わる刺激で脳にもたらす
エネルギーにより、からだと神経組織のための
真の基礎部分を作りあげることができる」

トマティスj効果
「音声には、耳が聞いたもの以外は含まれない」
「損傷を受けた耳が、欠落または劣化した周波数
を正しく聞けるように導いてやると、その周波数は
発声においても瞬間的かつ無意識的に修復される」
「一定時間、聴覚刺激をあたえると、残留現象に
より被験者の自己聴取姿勢が、またその結果として
被験者の発生が変化する」

・第一法則・・・・耳で聞こえる音しか、声に出す
　　　　　　　　　ことができない。
・第二法則・・・・耳の聞こえ方（聴覚）が変わると、
　　　　　　　　　同時に声も（聴覚にしたがって）
　　　　　　　　　変化する。
・第三法則・・・・耳のトレーニング効果は、持続
　　　　　　　　　する。

電子耳の魔法的効果
　・エレクトロニック・イヤーは外国語の心理的
　　浸透にきわめて大切な周辺環境をつくりだすこと
　　ができる。また、次のような、著しい波及効果
　　がる。
　・発生が容易になる。
　・発声器官のメカニズムに自動的な発動作用を
　　定着させることで、学習対象の外国語を話す
　　ことにすぐに習熟させることができる。
　・しばしば驚くほど急速な習得を可能にする。
　・わたしたちが開発した装置は、母語を習得
　　するための原動力である、学習初期における
　　聴覚的条件づけを再現したものといってよい
　　だろう。（『人間はみな語学の天才である』

意識と体にもつながっている聴覚

耳には高音域をエネルギーに変える仕掛けがある。

耳が神経エネルギーの主要な発生源

耳は大脳皮質の負荷を確実にする。耳はエネルギー
発生源

耳が高い音を感知すると、自動的に脳に元気が
送られるという特殊なはたらきがあったのです。
つまり、高音域がたっぷりの音楽を聞くことは、
元気になる秘訣だったのです。