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英語の発想 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
| 発売年月日 | 2000/11/08 |
| JAN | 9784480085887 |

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英語の発想
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
英語が大好きな方には…
英語が大好きな方には、楽しめる一冊だと思います。
文庫OFF
日本語と英語を比較することを通して、それぞれの言語が、起こった出来事や事象を、どういった発想の下に言葉にしているのか、その違いを説明しようとしている本。ただ、明らかになる日本語と英語の違いそのもの以上に、筆者の立場の取り方が、とても好きになる本だった。筆者は、最初の「はしがき」で...
日本語と英語を比較することを通して、それぞれの言語が、起こった出来事や事象を、どういった発想の下に言葉にしているのか、その違いを説明しようとしている本。ただ、明らかになる日本語と英語の違いそのもの以上に、筆者の立場の取り方が、とても好きになる本だった。筆者は、最初の「はしがき」でこう言っている。 「つまり本書は、あくまでも翻訳の現場からという立場に立って、具体的に翻訳のプロセスを点検し、そこでどんな転換が必要となるかを見ることによって、できればそこから対照言語学的に、日本語と英語の発想の対比を引き出してくることを狙いとしている。」(p13) あくまで筆者は、翻訳者として「翻訳の現場」に関わってきた経験から、英語と日本語の違いに迫ろうとする。だからこそ第一章も、動物学者コンラート・ローレンツ『ソロモンの指輪』の一節を、まず一般的な「英文解釈風」に直訳して見せてから、より自然な日本語の表現になるよう推敲するプロセスを順に説明して見せていく。このプロセスが、「ああ、プロの翻訳家は、こうやって文章を翻訳していくのか」と思わせる発見があり、面白かった。 それぞれの章では、確かに「対照言語学」的に、日英二つの言語の発想を抽象化して説明してもいるが、そうした一般論は、言語学の本で知っているものも多かった。筆者自身も言っている通り、この本の一番の読みどころは、「翻訳の具体的なプロセスを注意深く点検し、基本的な構文上、どんな転換が必要となる検証する」(p219)という「あくまで実践的な翻訳論」(p220)にあると思う。 個人的には、第四章の最初、Saki ’The Storyteller’の一節の翻訳(p124〜)が面白かった。日本語では間接話法が不可能である構文上の制約から翻訳を直すというだけでなく、童話というジャンルの特性への配慮のことも、少ないものの言及があって、別の視点として勉強になった。 最後に、筆者が受動態と受身の例を通して伝えようとしていたことを心に刻んでおきたい。巷ではよく「日本語は主観的な言語で、英語は客観的な言語だ」など言われていることは、聞いたこともある。筆者自身も、言い方は違えど、概ねそこらへんの認識に沿っている。しかし、筆者は、翻訳の現場に立ちあうなかで、たしかに違うとろこもあるが、同じような発想の表現が、あまり使われないだけできちんと存在したり、そもそも普通にあったりすることを指摘している。 「いや、それより何より、もしかりに、日本語と英語が完全に非連続であるのなら、そもそも比較対照するということ自体が無意味だろうし、第一、はじめから翻訳などという操作すら不可能なはずではないか。われわれが今まで追求してきた対比というのも、実は、この基本的な連続という大前提の上に立って、はじめて意味をもつことだったのである。」(p218) それにしても、何というか、この時代の人たちの文章を読んでいて度々思うのだが、しかも、すごく失礼な言い方になるのだが、どうしても先人の教授やいちいち読者が理解しづらいことに対して断りを入れたり謝罪していたり、文全体がやけに丁寧な表現になっていたりしていて、とても上から目線のように見える。慇懃無礼な文体とでも言うのか。 他にも似た文体をたくさん見たことがあるが、ある程度、歳がいった人に多い印象がある。この点、ちょっと考えてみたいところではある。
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英語は名詞中心⇔日本語は動詞中心 無生物主語は原因・理由を表す副詞句に 目的語は主語として訳す 許される→許してもらう 描出話法(自由間接話法)
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