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英語の発想 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2000/11/08 |
JAN | 9784480085887 |
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
英語が大好きな方には…
英語が大好きな方には、楽しめる一冊だと思います。
文庫OFF
英語は名詞中心⇔日本語は動詞中心 無生物主語は原因・理由を表す副詞句に 目的語は主語として訳す 許される→許してもらう 描出話法(自由間接話法)
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著者が、シェイクスピアの作品などの翻訳にたずさわってきた経験を通じて、英語と日本語の発想のちがいについて考察をおこなっている本です。 著者は、外山滋比古や池上嘉彦らの対照言語学的な議論を紹介するとともに、英語と日本語の発想のちがいについて、いくつかの例をもとにたしかめています。...
著者が、シェイクスピアの作品などの翻訳にたずさわってきた経験を通じて、英語と日本語の発想のちがいについて考察をおこなっている本です。 著者は、外山滋比古や池上嘉彦らの対照言語学的な議論を紹介するとともに、英語と日本語の発想のちがいについて、いくつかの例をもとにたしかめています。それによると、英語が名詞中心的な発想で文が組み立てられるのに対して、日本語は動詞中心的な発想で文が組み立てられるとされ、また英語が実体を中心に分析するような認識の枠組みをもっているのに対して、日本語が状況をすくいとるような認識の枠組みをもっていると論じられています。他方で著者は、描出話法や受動態などの考察を通じて、英語の発想と日本語の発想を連続的にとらえることを可能にする視点を打ち出しています。 著者は、言語学や比較文化を専門にしているのではなく、実地の翻訳の経験を積んできた者としての立場から、英語と日本語の発想について考察をおこなっていると明確に述べています。そして「本書はむしろ、発想の転換という点を中心にした一種の翻訳読本としても読んでいただけるかもしれない」と語っています。そうした意味で、英語を自然な日本語に翻訳するためのテクニックを学ぶための本としても有益であるように思います。
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