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私家版 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社/ |
発売年月日 | 2000/12/15 |
JAN | 9784488208028 |
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私家版
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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
映画化もされているミ…
映画化もされているミステリー。「本が人を殺す」というキャッチコピーに惹かれました。“ペンの暴力”という表現があるけれど、この場合は“本の暴力”。巧妙な罠を張る手法が面白かった。全編に漂う中年男の深い悲哀と独特なトリックが魅力。映画の方もおすすめです。
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友人ニコラの書いてい…
友人ニコラの書いている一冊の本。間違いなく成功すると確信させる傑作。この成功を利用してニコラに復習する。どうやって?フランスで賞を総なめにしたミステリ。確かに実現できるこの罠。面白い!もうちょっとストーリーにエンタメ感が欲しかったけれど、フランスミステリにしては読みやすいです。
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フランスの作家ジャン=ジャック・フィシュテルの長篇ミステリ作品『私家版(原題:Tire a part)』を読みました。 久し振りに海外のミステリ作品を読みたくなったんですよね。 -----story------------- ●森谷明子氏推薦??「物語を作ることの幸福について繰...
フランスの作家ジャン=ジャック・フィシュテルの長篇ミステリ作品『私家版(原題:Tire a part)』を読みました。 久し振りに海外のミステリ作品を読みたくなったんですよね。 -----story------------- ●森谷明子氏推薦??「物語を作ることの幸福について繰り返し刺激してくれた本。」 ●新保博久氏――「ミステリーは英国物に限るという保守本流組にも随喜の一冊」 【仏推理小説大賞・「エル」読者賞・ジョワンヴィル市シネレクト賞受賞】 友人ニコラの新作が彼を超一流作家に押し上げることを、私は読み始めてすぐに確信した。 テーマは感動的、文体は力強く活力がみなぎっている。 しかしそこに描かれたある事実が私を憎悪の奔流に溺れさせた。 この小説の成功を復讐の手段にするのだ。 本が凶器となる殺人。 訳者あとがき=榊原晃三 解説=西尾忠久 *映画『私家版』(1996年/ベルナール・ラップ監督)原作 ----------------------- 1993年(平成5年)に刊行され、大反響を呼び大評判になった作品とのこと… フランス推理小説大賞等、複数の文学賞を受賞し、1996年(平成8年)にはベルナール・ラップ監督により映画化もされているようです。 友人ニコラ・ファブリの新作… それが彼をフランスの第一級作家に押し上げることを私は読み始めてすぐに確信した、、、 以前の作品に比べ、テーマは新鮮で感動的、文体は力強く活力がみなぎっている… 激しい憎悪の奔流に溺れながら、この小説の成功を復讐の成就のために利用しようと私は決意した。 本が凶器となる犯罪… もちろん、物理的にではない、、、 その存在こそが凶器となるのだ……。 イギリスの出版社社長エドワード・ラムと、エドワードの古くからの友人でフランス人作家ニコラ・ファブリ… 幼少の頃からの恍惚と劣等感、恋情と喪失、傷と復讐、裏切りと加虐、、、 一冊の本がきっかけとなり友情が憎悪に変わり、やがて復讐を果たすための殺意へと変化していく… 本が凶器となる! その奇抜で残酷な犯行のアイデアも面白かったですが、心理描写の描き方が巧く、フランス的な印象でした。 そして、エドワードの新たな人生の始まり… 不道理とも思える結末には賛同できない読者が多いかもしれませんが、個人的には全然ありだと思いますね。
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