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よそ者 角川文庫

佐竹一彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 2000/10/25
JAN 9784043451036

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商品レビュー

2.5

2件のお客様レビュー

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2010/05/28

まだ若い女性刑事が主…

まだ若い女性刑事が主人公。彼女のライバルの同じく女性刑事、ハンサム刑事(笑)など、出てきて、これからふくらんでいくのかなー、、と期待したのですが、特にそうでもなく、(字数の制限なのでしょうか) 普通の、地方警察を舞台にしたミステリーでした。

文庫OFF

2022/01/12

とある県警の捜査二課の藤山は、警察学校教授である日の丸教授が山奥の温泉に滞在するために付き合わされることとなる。日の丸教授は、湯治や昔の画家の自殺事件などを調べるなどして暇をつぶしているようであったが、近くで起こった未解決事件である外国人連続殺人事件に興味を持つ。犯人は警察内部の...

とある県警の捜査二課の藤山は、警察学校教授である日の丸教授が山奥の温泉に滞在するために付き合わされることとなる。日の丸教授は、湯治や昔の画家の自殺事件などを調べるなどして暇をつぶしているようであったが、近くで起こった未解決事件である外国人連続殺人事件に興味を持つ。犯人は警察内部の行動をよく知るもののようで…。 相当入り組んだ内容の事件に、安楽椅子椅子探偵の日の丸。日の丸教授の目的が他にあるとする県警、それを一人称視点で見ている藤山と、整理はされているものの、見える部分と見えない部分のコントラストが非常に強い作品である。 どう見ても怪しい容疑者の死をもって、事件解決とする県警の方針に納得いかない藤山と読者。しかし県警には別の思惑が有るわけで、そのあたりのジレンマを、藤山の父が担当した画家の自殺事件と重ね合わせるというところは理解しやすい。ちょっとわざとらしいけれども。 問題は終盤で、あれ?というレベルからあっさりとほころびが生じ始める。その後はあれよあれよという間に終わっていくのだが、これがまた、クライマックスという言葉とは程遠い無理やり具合で、読者は置き去りという感が否めない。 全体に藤山刑事の一人称で描かれていくのだが、これがまた少々視点が主観すぎる嫌いが強く、旅館からパッと県警に戻ったり、家だったりと、余計な部分かもしれないが、視点の都合で端折りすぎている部分が多かったと感じる。これは自分でもやっていると思うので、反省材料でも有る。しかし、脅迫電話をかけてきた人が「その手は桑名の焼き蛤だ」なんて冗談を言うわけ無いだろ。全体に言葉選びが雑。 読後感が悪いわけでもないが、納得は行かないなー。

Posted by ブクログ

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