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この一秒 極限を超えた十人の物語
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この一秒 極限を超えた十人の物語

畠山直毅(著者)

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この一秒 極限を超えた十人の物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/
発売年月日 2000/10/25
JAN 9784140805473

この一秒

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2006/12/18

この本の物語は、実は百パーセントの実話ではない。固有名詞、時間の推移、起きた事件については、すべて当事者のコメントや新聞記事の資料に基づいて書いてある。当事者が見聞していない部分のエピソードは、著者の私見と想像と希望的観測である。「 浪花デン助ブルース」で、アメリカ『タイム』誌に...

この本の物語は、実は百パーセントの実話ではない。固有名詞、時間の推移、起きた事件については、すべて当事者のコメントや新聞記事の資料に基づいて書いてある。当事者が見聞していない部分のエピソードは、著者の私見と想像と希望的観測である。「 浪花デン助ブルース」で、アメリカ『タイム』誌に名を連ねたカラオケ発明者、井上大佑さん。特許をとっていれば、今頃は寝ていても年間で百億円という使用料の収入で、長者番付にのるほどの大金持ちになっていただろう。人間、金銭的にゆとりができてしまうと、仕事にどん欲になるのは難しい。 結果、井上さんの現実は、カラオケ機械による借金生活だった。カラオケ機械が人生の通過点だったからこそ、今の仕事を楽しく語る井上さんがいるのだろう。もし大金持ちになっていたら、金銭的には豊かでも、発明者、商人としての井上さんの人生は、終わってしまったかもしれない。「九十三点目の奇跡」で、工藤慶憲さん率いる深浦高校野球部。素人同然、やる気もなかった部員たちが、初めての公式戦にのぞみ、5回の時点で93対0。監督は棄権させようと思っていたが、部員たちはやる気になった。結果的に120対0という大敗で、部員たちが野球の楽しさに目覚めるきっかけとなった。それは、監督すら予期できなかったことである。「災い転じて福となった」。大敗にも関わらず最後までやり遂げたことが、大きな財産となったのである。 「踊り続けたマハラジャ」では、映画評論家の江戸木純さんがふと訪れたシンガポールのインド人街のビデオショップで、「ムトゥ」を手に入れたのがことの始まりである。時価にして数百円のこの一本のビデオテープが、シンガポールから日本に渡り、1998年の映画界に記録的な興行成績を残すことになった。脚本、カメラワーク、編集、演出レベルの高さ、主演男優ラジニカーントの圧倒的な存在感、そんな作品と出会った偶然もさることながら、江戸木さんの思い入れも普通ではない。この映画に関わったスタッフたちが、映画の素晴らしさを誰ひとり疑うことなく、最後まで信じることができたことが、成功を生んだのであろう。 出会いというきっかけと成功への情熱が生んだサクセスストーリーである。家庭で、学校で、職場で、スポーツの現場で、1分前の自分と1分後の自分が驚くほど変わってしまうような出来事がある。その「日常の一大事」は誰にでも訪れるものだというメッセージを、著者はなげかけている。 船井幸雄がこの本から学んだこと たった今、我々が呼吸し、思考しているこの瞬間でさえ「この一秒」なのだろう。人生は、唐突である。だからこそ、おもしろい。「この一秒」が訪れた時、どう受けとめるかによって、その後の人生が変わってくる。プラスに作用する場合もあれば、マイナスに作用することもあり得る。それは当人の受け止め方次第、解釈の仕方次第ではないだろうか。 偶然の出会い、負けを経験したからこそ見えてくる希望もある。日常を当たり前と思うのではなく、常に今、生きているその瞬間、瞬間に感謝したいものである。

Posted by ブクログ

2004/10/01

やっぱ書こうよ。畠山直毅! イグ・ノーベル賞受賞記念で星追加(2004/10/01)

Posted by ブクログ

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