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やまんば山のモッコたち 改訂版 福音館創作童話シリーズ
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やまんば山のモッコたち 改訂版 福音館創作童話シリーズ

富安陽子(著者), 降矢奈々

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やまんば山のモッコたち 改訂版 福音館創作童話シリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福音館書店
発売年月日 2000/11/30
JAN 9784834017236

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商品レビュー

4.3

13件のお客様レビュー

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2021/11/14

全部おもしろかったけど、最後のまゆのおたん生日会のお話が一番好きだった。おっきいケーキにのぼってみんなで食べたのがいい。ぼくも、まゆの友だちになりたい。雲に乗るのもこわくないからだいじょうぶ。 やまんばのお料理をみんな食べてみたい。どれもおいしそうで、ほーっとなる。(小4)

Posted by ブクログ

2021/10/04

先輩司書さんが「まゆとおに」シリーズを推していたものの勤務校の蔵書にはなく、代わりに蔵書にあったこちらを読んでみました。 富安陽子さんの作品はたいてい好きになりますが、その中でも上位に入れたい本。 人間の啓太が山姥の娘のまゆと友達になるなんて不思議ですが、すっとお話の世界に入...

先輩司書さんが「まゆとおに」シリーズを推していたものの勤務校の蔵書にはなく、代わりに蔵書にあったこちらを読んでみました。 富安陽子さんの作品はたいてい好きになりますが、その中でも上位に入れたい本。 人間の啓太が山姥の娘のまゆと友達になるなんて不思議ですが、すっとお話の世界に入れます。 降矢奈々さんの絵は、絵本だけでなく挿絵でも素敵でした。 中学年以降におすすめ。

Posted by ブクログ

2021/07/31

山姥山にはたくさんのモッコ(妖怪のようなもの)が住み暮らしていると言われています。 特に冬は人が立ち入れないので、モッコたちは特によく動き回ってくるということでした。 そんな山の麓に住む啓太は冬の山姥山で生まれたばかりの山姥の娘の まゆ と友達になります。 山姥の娘は生まれた日か...

山姥山にはたくさんのモッコ(妖怪のようなもの)が住み暮らしていると言われています。 特に冬は人が立ち入れないので、モッコたちは特によく動き回ってくるということでした。 そんな山の麓に住む啓太は冬の山姥山で生まれたばかりの山姥の娘の まゆ と友達になります。 山姥の娘は生まれた日から雲に乗って空を駆け回るといいます。 こうして まゆ は、力持ちで肝っ玉が座って気風の良い山姥お母ちゃんと、人間の男の子の啓太、大きいモッコや小さいモッコたちと大自然の中を駆け回り、雲に乗り空を飛び回り、食べて遊んで幸せな子供時代を過ごしています。 絵本で「やまんばのむすめ まゆ のお話」シリーズがありますが、それに先立ち書かれたお話がまとめられている童話集です。 いじわるな雪女から寒立馬(かんだちめ)を逃がそうとしたり、河童と相撲をとったり、ダイナミックなおひさまケーキを作ったり、光を無くした星を空に返したり。 一つ一つのエピソードがダイナミックで大胆で実に自由奔放。モッコや人間や動物や違うものが共存している様子を感じられ、降矢奈々さんの挿絵も合っていて読みながらも自由な風を感じるような、実に幸せな童話集です。 1年間の出来事を書いてラストは まゆ の1歳の誕生会。実に大胆なごちそうの山や、最初の話で喧嘩した雪女とも仲良くなったり、普段は元気いっぱいの まゆ がプレゼントのお人形に目を輝かせたり、実に幸せな光景でした。 このお人形は、啓太のお母さんが啓太に「山姥のお嬢ちゃんの誕生会なら贈り物がいるやろ?」ともたせたものですが、この村では遊ぶのは子供だけではなく、大人たちもモッコたちを感じたり昔は自分も遊んだりしてつないでいってるのだなと思いました。 幸せいっぱいですが自然の掟というか、「人の秘密を知りたがると、今に、秘密に仕返しされるで」「化けるんがちょいとうまいもんで、すぐ、いんげんをからかって、うれしがりよる。あたしは、おまえに、そんな仲間に、なってもらいたないんや」「あれは、溜池っていうてな、人間が作った池なんや。そういう池には、河童も、水の精も、一匹も、住んでへんのやで」などという言葉が現れ、それぞれ相手のいる場所を侵食ぜずまさに自然そのもので生きているのだと感じます。

Posted by ブクログ

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