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明治文学遊学案内
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明治文学遊学案内

坪内祐三(編者)

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定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2000/08/25
JAN 9784480823427

明治文学遊学案内

¥220

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2023/08/20

第一部は北村薫や鹿島茂によるエッセイ。第二部は評論のアンソロジー。第三部は明治文学のレアトラック集のようなもので、ここに坪内祐三の好みが一番反映されている。丸善の創業当時の様子がわかる磯田光一『湯島天神と丸善—硯友社における江戸と西洋』、二葉亭四迷をボロボロに貶しつつその才を讃え...

第一部は北村薫や鹿島茂によるエッセイ。第二部は評論のアンソロジー。第三部は明治文学のレアトラック集のようなもので、ここに坪内祐三の好みが一番反映されている。丸善の創業当時の様子がわかる磯田光一『湯島天神と丸善—硯友社における江戸と西洋』、二葉亭四迷をボロボロに貶しつつその才を讃える内田魯庵『二葉亭余談』、学者達による明治文学研究を一刀両断にする木村毅『明治文学研究の三階段』が読ませる。

Posted by ブクログ

2019/04/23

まず以下に目次を抜粋しますが、それを見た段階で「面白そう!」と思った人はたぶん問題なく本書を存分に楽しめます。 ------ 第1部 明治文学の愉しみ  その「新しさ」を読む  坪内祐三  ふと口にしてしまう ―黙阿弥の台詞  北村薫  私はなぜローアン主義者となったか 鹿島茂 ...

まず以下に目次を抜粋しますが、それを見た段階で「面白そう!」と思った人はたぶん問題なく本書を存分に楽しめます。 ------ 第1部 明治文学の愉しみ  その「新しさ」を読む  坪内祐三  ふと口にしてしまう ―黙阿弥の台詞  北村薫  私はなぜローアン主義者となったか 鹿島茂   ほか 第2部 明治文学の発見  近代日本の作家の生活  伊藤整  近代小説概念の形成  稲垣達郎  湯島天神と丸善―硯友社における江戸と西洋 磯田光一   ほか 第3部 明治文学の回想  斎藤緑雨と内田不知菴 坪内逍遥  二葉亭余談    内田魯庵  硯友社と文士劇  江見水蔭  「近代小説」抄  田山花袋  言文一致  水野葉舟  明治文学研究の三段階  木村毅  明治時代の文豪とその生活を語る (座談会)馬場孤蝶、徳田秋声、近松秋江、森田草平、長田秀雄、久保田万太郎、久米正雄、中村武羅夫 ------- この三部構成で編集された各時代のエッセイを通して読むと、明治の作家たちが江戸時代の草双紙の世界から脱却するため、文章そのものを作り出す事に苦心して、言文一致だ美文調だと葛藤していた辺りのテーマと、もう一つが明治の時代を通して職業としての専業作家が成立していく過程、ってのが少し理解できるようになってます。 ですので、この本のタイトルは「明治文学遊学案内」という所から、何やら明治時代の文学作品のオススメなんかを紹介してくれる本かな…と思いきや、「明治文学(史)」を学ぶためのさわりというか基礎素養と言いますか…が理解できる本でした! いやぁ面白かった。 巻末に編者オススメのブックリストもついてて、明治を知りたい人にお勧めです。

Posted by ブクログ

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