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キューバ、愛! ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブと音楽揺籃の地への旅
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2000/08/30 |
JAN | 9784878933653 |
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キューバ、愛!
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
この本を読む前に、まずiTunesで『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』をダウンロードし3回聴いたあと、映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を鑑賞、これを3回繰り返し、どっぷりキューバ・ミュージックにハマったあとに本書を読むことをおススメする(既に実施済であれば失礼!)。 ...
この本を読む前に、まずiTunesで『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』をダウンロードし3回聴いたあと、映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を鑑賞、これを3回繰り返し、どっぷりキューバ・ミュージックにハマったあとに本書を読むことをおススメする(既に実施済であれば失礼!)。 本作は『ブエナ~』好きが昂じて著者の板垣氏がIbrahim FerrerやOmara Portuondoらアーティスを訪問した記録である。著者のファン感が強すぎで客観性がやや置いてけぼりで熱量にもやや気後れしてしまうが、『ブエナ~』が好きな人は音楽や映画の周りにある人物や文化の背景、映画の後日談的な意味合いで楽しめると思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
少し古い本だけど、あの『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(BVSC)のメンバーと会って、じっくりと彼らの人生訓やキューバ愛を直に語ってもらった貴重な一冊。 当時、BVSCは、流行りもの、一時のファッションとして耳にしていた程度だったので、改めてキューバ音楽の成り立ちや、それを奏でる人々の背景が分かってためになります。 当然、キューバ革命を過ごしてきた人々なので(あの頃、そんな意識すらなく聴いていたなあ)、そうした激動の時代を経た彼らの今、音楽の変遷が非常に興味深い。イブライム・フェレールのこんな発言も生々しい。 「私は革命の支持派だった。けっして実際の活動をしていたわけではなかったけれど、危険分子として目を付けられたために、町にはいられなくなってしまったのだよ。」 しかし、あの革命があってこそキューバ音楽の後の隆盛もあったようで、革命新政府による、民族意識の高揚のため伝統的なキューバ音楽の見直しが行われたことも、今となっては幸いしたということか。 こうして、もしかしたらサンティアゴのローカルな音楽だったかもしれないソンは首都ハバナを経てBVSCの活躍を通し、世界的な知名度を獲得していく。とはいえ、サンティアゴから発祥したソンが時代を経て首都ハバナに伝わりどうなったかを、エリアデス・オチョアはこう語る。 「ウーン、ソンはハバナまで旅して・・・・、疲れちゃったみたいだ。」 こんな半ば冗談めかした発言も、キューバ人ならではなのだろう。全編通じて脱力ほっこりなところが、なんともキューバだ。 イブライムにオマーラ、ピオ・レイバ、多くのミュージシャンが期せずして、楽しく生きるコツとして、「生きていることに感謝すること」という。なんとも自然体な彼らの生き様ではないだろうか。著者は”キューバの生き方辞典にでも載せたくなる”と記す。 キューバ革命とキューバ音楽、ソンの歴史、あるいはメイヤー・ランスキーの右腕だった男の話など、内容は多岐にわたって面白い。 巻末の100作余りのCD紹介欄もデータベースとして貴重だ。 改めてBVSCの音楽を聴きながら、じっくり読み返してみたくもなる一冊だった。
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