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流離の海 私本平家物語 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2000/08/21 |
JAN | 9784122036949 |
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流離の海
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流離の海
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平家物語を庶民の姿や生活を通して描いた作品。悲田院で育った有王が、平家転覆のかどで島流しあった主人の帰りを待つところから物語ははじまる。主人の娘のかぐやは心労のため眼をわずらい、お付の乳母にも逃げられ、最後には淡い恋心を抱く有王だけが彼女の支えとなる。有王は身分の違いから本心は...
平家物語を庶民の姿や生活を通して描いた作品。悲田院で育った有王が、平家転覆のかどで島流しあった主人の帰りを待つところから物語ははじまる。主人の娘のかぐやは心労のため眼をわずらい、お付の乳母にも逃げられ、最後には淡い恋心を抱く有王だけが彼女の支えとなる。有王は身分の違いから本心は打ち明けられず、それでも健気にかぐやに尽くす。一途に彼女を思う気持ちは伝わり、二人の思いは通じ合うのか。平安時代のラブストーリーとして読み始める。 物語の背景は源平合戦で世の中が乱れる中、当時の人々の生活が偲ばれる、武士の政権争いの巻き添えをくう庶民は悲劇的だ。今で言えば政権交代時の有様なのか。まだ現代は民主的に事が運ぶため戦にはならないだけましだと思う。いつの時代も庶民の生活は置いてけぼりであることは否めない。
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