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秋山真之 伝説の名参謀 PHP文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 2000/02/04 |
JAN | 9784569573434 |
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秋山真之
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
智謀湧くが如しと謳…
智謀湧くが如しと謳われた稀代の名参謀秋山真之の生涯を描く。何といってもハイライトは日露戦争における東郷平八郎長官の連合艦隊の参謀としての戦いの日々である。◆ポケットに入れた煎豆を齧りながら作戦に没頭する秋山。そうなると外のことはどうでもよくなる人だった。妙な行動もしていたらしい...
智謀湧くが如しと謳われた稀代の名参謀秋山真之の生涯を描く。何といってもハイライトは日露戦争における東郷平八郎長官の連合艦隊の参謀としての戦いの日々である。◆ポケットに入れた煎豆を齧りながら作戦に没頭する秋山。そうなると外のことはどうでもよくなる人だった。妙な行動もしていたらしい。これも全身で作戦を考えていた証なのでしょう。◆ちなみに秋山は、次代の戦争は航空機と潜水艦が主力となって行われると考えていたという。名参謀の頭脳は未来を見通していたのであろうか。早世が惜しまれる限りだ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
戦略、戦術、戦務の三位一体になってこそ、戦は成立するということを実践した人。戦略と戦術ばかりが注目され、戦務を抜かした経営が増えてきた。戦略、戦術が注目されたのはかつて日本にそれが弱く、逆に戦務は長けていたから。 以下、メモ 後年のバルチック艦隊が東洋に回航された時、ロシアの艦隊幹部の中には風帆船の操作しかしらない老朽士官が多かったといわれるが、日本海軍はすでに日清戦争の直前にそれらを一掃した。そして新進の若い士官達が、日清戦争で要職を経験し、日露戦争にむかうことができたのである。 『孫子』の"善く戦うものの勝つや、地名もなく勇功もなし" ハナシとして面白いことの起きるのは、みな戦術上の失態で、完全無欠に実施される戦術は、 無味無臭で戦談の種子もなく、戦況に光彩もなく、また誰に功績があるのかわからず、 しかも全軍一様に最大の戦闘力を発揮するチームワークである。 そして大言壮語する豪傑よりも、まじめに義務を果たすものが信頼できる。 真之は海軍兵術を戦略、戦術、戦務の三大種目に分かち、それをさらに基本と応用に区別した。(中略) 戦務は、「戦略、戦術を実施するための事務の総称」であり、 情報通信、弾薬、兵器、炭水、兵糧などの補給を包含する。 真之は戦務を独立させ、これを重要視した。 「多くの戦史や各種の兵書をよく読んで、考えに考えた上で、これだ、と思うものが諸君の兵理で、 それがたとえ間違っていたとしても、百回の講義で聞いたものを暗記しただけのものに比べれば、 はるかにいいものなのだ。…自分の研究で会得したものでなければ、実戦で役に立たない。」 教官が、自分の考えの通りでなければ高い点数を与えないという採点法をすると、 学生たちは自分で考えようとしなくなる。 次の四つの場合以外には、戦闘はないということだった。 1 対抗両軍の戦闘力が均勢のとき 2 双方もしくは一方が敵の戦闘力を誤算し、その敵に対し優勢又は均勢と誤信したとき 3 一方が優勢で、劣勢の敵を窮迫して、戦闘するのやむなきに追い込んだとき 4 一方が劣勢であっても、その巧妙な戦術により優勢な敵を屈し得ると自信したとき 日本の外交暗号が解読されていたという事実は、次から次へと明らかになっている もうだめだという危機のとき、乗員は必ず、みな艦長の顔を見るという。 艦長が落ち着いていれば、乗員も安心して冷静になる。 艦長はたとえ恐ろしくても平然としていなかればならない。これはどんな組織でも家庭でもいえる。 長たる者は危機のときみんなから顔色を見られている。動揺すればそれは全員に伝わり、平静さを失ってしまう。 そもそも戦いというのは、敵に倍する戦力をそなえて、勝つべくして勝利すべきものである。これは孫子がいう。 "勝ちやすきに勝つ"である。 勝利は敗因を蔵す
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★2013年10月2日読了『秋山真之』神川武利著 評価B+ 日露戦争時、日本海海戦で東郷司令長官の下で、先任参謀として海戦をプランし、首尾よく大勝利に導いたといわれる名参謀の秋山真之の生涯を描いた作品。 大体が、司馬遼太郎の坂の上の雲に描かれていた内容と重なる。それらよりは、秋...
★2013年10月2日読了『秋山真之』神川武利著 評価B+ 日露戦争時、日本海海戦で東郷司令長官の下で、先任参謀として海戦をプランし、首尾よく大勝利に導いたといわれる名参謀の秋山真之の生涯を描いた作品。 大体が、司馬遼太郎の坂の上の雲に描かれていた内容と重なる。それらよりは、秋山にテーマが絞られる分、話は、やや詳しく描かれる。 日本海海戦までの伏線となる黄海海戦などでの秋山自身、また日本海軍が学んだ教訓なども語られる。さらに、バルチック艦隊が予測通り日本海側からウラジオストクに向かうのか、太平洋側から抜けてしまうのか?に大変な神経を使っていたこと。 ただ弱小国だったイエローモンキーと日本を過小評価して、十分な用意をしなかったロシア軍と対照的に国民が食べることを我慢してでも、臥薪嘗胆で艦船を整え、将兵も士官から一兵卒に至るまで勝利に向け必死の訓練で一丸となっていた状況などが描かれる。 坂の上の雲で秋山が海戦後比較的簡単に描かれていることに不満だった人にはいくらか参考になる作品だと思う。 それにしても、このような才人が、50歳前に亡くなってしまったことは、その後の日本の歩みにも大きな影響があったのではないか?米国に留学してその偉大な力を知っていた彼が生きていれば、日米開戦はなかったのではなかったかと思えてならない。
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