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ジェンダー/セクシュアリティ 思考のフロンティア
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ジェンダー/セクシュアリティ 思考のフロンティア

田崎英明(著者)

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ジェンダー/セクシュアリティ 思考のフロンティア

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2000/09/21
JAN 9784000264334

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商品レビュー

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2021/12/04

重要なのは自己の内部と関わることによって生きることであり、自分の性をただ集団への帰属の原理と看做さないことである。わたしたちは経験によってしか生を生きることができない。生は根源的に受動的なものであり、見せつけられるものである。問題なのはそのような自己の生をどのようにして認めるかだ...

重要なのは自己の内部と関わることによって生きることであり、自分の性をただ集団への帰属の原理と看做さないことである。わたしたちは経験によってしか生を生きることができない。生は根源的に受動的なものであり、見せつけられるものである。問題なのはそのような自己の生をどのようにして認めるかだ。より良く人と関われる可能性はこのようにしてでしか開かれない。大雑把に言うと自分を好きになれないやつは他人も好きになれないっことなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2020/08/24

成人すること、それは異性との出会い。もしくは、性への入門とも云える。同性との友情を基礎とする学生時代から、異性への門戸をたたくのが成人文化の入り口なのだ。いずれ結婚や恋愛を経験していくと、性とは何か深く悩む時期が到来するだろう。恋愛も友情の一種だと云えるが、繋がり方は友人以上に彼...

成人すること、それは異性との出会い。もしくは、性への入門とも云える。同性との友情を基礎とする学生時代から、異性への門戸をたたくのが成人文化の入り口なのだ。いずれ結婚や恋愛を経験していくと、性とは何か深く悩む時期が到来するだろう。恋愛も友情の一種だと云えるが、繋がり方は友人以上に彼氏彼女の関係は厳格なものだとわかる。それは、結婚という前途を見据えての関係だからでもあり、性の遊びから恋愛相手、人生の伴侶へと関係性のレベルが一から百まで用意されているのが、友情との違いである。愛情はもはや性欲とは切り離され、いかに有意義な人生を分かち合うか、に焦点がかわってくる。しかし、だからこそ若さ故の恋愛という幼き夏の季節を大事にしてほしいと、大人達は若者にさとす。性への捉え方は、時間と共にかわる。老いと恋愛は共存できるか、という課題は恋愛の性の部分を、愛情に変容させることで補われる。そして、深く知り合う仲のはずの伴侶も、ひとりの人間としてみるとほとんど知らない領域の方が大きい他者のようだと、気付く時が来る。それは、死と生の最終形態は、孤独という代えがたき事実からくる人間の覚悟として、現れるズレなのかも知れない。熟年になってみると、老いと共に意識も思考も鈍化してくる。そして人間同士なんだからという括りで考えるようになる。若者のように性差をエロティシズムとして感じるのではなく、男も女も同じ人間だろうという観念の芽生えがやってくるのだ。そうした段階を踏まえての若者の恋愛と性の物語を、ある角度で考えるひとつの仕方が、このジェンダー・セクシュアリティなのだと思われる。

Posted by ブクログ

2012/11/24

むむむ。論旨追いきれず。もう一度読み直す。 「最近私たちは「他者」(異なる存在)と出会うということばかり聞かされて続けている。だが、そういった議論は「同じもの」同士ならうまくいくということを安易に前提としてはいないだろうか。けれども、文学や映画における分身のテーマの扱いを見れば分...

むむむ。論旨追いきれず。もう一度読み直す。 「最近私たちは「他者」(異なる存在)と出会うということばかり聞かされて続けている。だが、そういった議論は「同じもの」同士ならうまくいくということを安易に前提としてはいないだろうか。けれども、文学や映画における分身のテーマの扱いを見れば分かるように、本当に同じもの同士が出会うと悲劇的な結末を迎えてしまう。同じもの、対等な者のあいだの愛(ベルサーニの『ホモズ』のひとつのテーマ)はいかにして可能なのか。このことはけっして自明ではない。同じものの共同体としての自己たちの共同体はいかにして可能なのか。この問いは開かれたままである。」(p.95) 最後のこの指摘は、『シェイム』を想起した。唯一同じ痛みを共有している兄妹は、本来ならば、最も理解しあえる互いにとっての唯一的な存在であるはずなのに、その同じ傷ゆえに理解しあうことができないという「悲劇」を扱った映画。あの映画の主人公(マイケル・ファスベンダー)はセックス依存症であり、妹は誰でもすぐに寝てしまい、リストカットしまくるという役柄だったと思う。本書が取り扱う内容と近似しているのかも・・・。

Posted by ブクログ

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