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ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件
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ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件

ホルヘ・ルイス・ボルヘス(著者), アドルフォビオイ=カサーレス(著者), 木村栄一(訳者)

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ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2000/09/26
JAN 9784000241168

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商品レビュー

2.8

8件のお客様レビュー

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2026/01/28

ボルヘスやカサーレスのようなミステリーとは畑違いの作家とはいえ、内容紹介に『ポー、МPシール、バロネス・オルツィの伝統を継承しつつ新しく蘇らせた』『奇想と逆説のチェスタトン風探偵小説』といった言葉が躍ると読みたくなるもの。そもそもボルヘスが推理小説好き、なかでもチェスタトン好きな...

ボルヘスやカサーレスのようなミステリーとは畑違いの作家とはいえ、内容紹介に『ポー、МPシール、バロネス・オルツィの伝統を継承しつつ新しく蘇らせた』『奇想と逆説のチェスタトン風探偵小説』といった言葉が躍ると読みたくなるもの。そもそもボルヘスが推理小説好き、なかでもチェスタトン好きなのは知られている。 ボルヘスもカサーレスも『推理小説ともいえる』小説は他にも書いているが、推理小説を期待して読むと違う気がするものだ。 刑務所273号独房に収監されているイシドロ・パロディのもとに様々な人が相談にやってくる。事件の相談など整理されていない話を長々と話すと、イシドロ・パロディが聞いた話から謎を解き明かす。安楽椅子探偵のスタイルをとっている。 だいたい南米の作家は関係のない余計な話をだらだらと書きたがる印象がある。ここでも相談者はだらだらと関係ないことまで話すのだ。しかしこちらはイシドロ・パロディのような集中力が続かない。読んでいて疲れるし、正直途中でめげてくる。 例えば、ボリビアからアルゼンチンをノンストップで走る急行列車の中でロシア皇女ゆかりのダイヤが盗まれ、2人の男が殺された。容疑をかけられた俳優がパロディのもとにやってくる。果たして事件の真相は…?という「ゴリアドキンの夜」。この話に出てくる国際強盗団のボスがブラウン神父だったりする(笑) あるいは秘密の湖から盗まれた護符の宝石を取り戻すべく中国は雲南から送り込まれた魔術師タイ・アンはどうやって護符の宝石を取り戻すのか!?という「タイ・アンの長期にわたる探索」など、ここだけ読むと面白そうな6つの短編。 しかし前述したような読者への挑戦状的な書き方ではない。それを期待する小説ではない。では話の筋を愉しむものなのか。それにしては余計な話がグダグダ続く。申し訳ないが、私には正直最後まで何が面白いのかわからなかったのであります。

Posted by ブクログ

2025/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『幻獣辞典』の著者がミステリ書くなんて思わないじゃんよ。ミステリ風に仕立てたナニカだと思ったんだよ…… 安楽椅子探偵というものがミステリ史の中でどのような立ち位置にあるのか知らない。本編に入る前にページを割いて説明するほどのことがあるのだろうか。ミステリに通じた読者になにかしらの心構えを促していたのだろうか。 not for me. 会話が99%というありようは、末期の『ウルフガイ』を思わせて記憶の暗部を刺激する。 独特の読み味はある。探偵タイムは完全なる予定調和の絶頂であり、ゆえにミステリはストーリーではなく仕掛けを楽しむものとなるのであろうが、そこに楽しみを覚えることが困難であるゆえ、苦手である。

Posted by ブクログ

2024/01/14

『ぼくはこれまでいろいろなことを経験してきたんですが、どんな苦境に追い込まれても即座に解決してきました。たとえば、以前子供ができたと言ってドリー・シスターがぼくのところにねじ込んできたことがあるんですが、そういうことにはうといはずのおやじが、あの時は六千ペソ払ってあっという間に片...

『ぼくはこれまでいろいろなことを経験してきたんですが、どんな苦境に追い込まれても即座に解決してきました。たとえば、以前子供ができたと言ってドリー・シスターがぼくのところにねじ込んできたことがあるんですが、そういうことにはうといはずのおやじが、あの時は六千ペソ払ってあっという間に片をつけてくれました。こう見えても、ぼくは自分で自分の面倒を見ることくらいはできます』―『サンジャコモの計画』 『一九六七年には、すでに邦訳の出ている『ブストス=ドメックのクロニクル』(斎藤博士訳、国書刊行会)を発表する。芸術、文学、建築、衣裳などさまざまな分野において創造的活動を行っている人たちを、手の込んだ帰謬法[レドウクティオ・アド・アブスルドウム]を駆使して嘲笑した短編の収められているこの作品は、毒を含んだユーモアに浸されていて、随所に思わず笑ってしまう箇所が出てくるが、同時に芸術とは何かを考えさせられる』―『訳者解説』 久しぶりにボルヘスを読む。だが、これは自分の知っているボルヘスの作風ではない。もちろん、どこかおどろおどろしい雰囲気が醸し出されている辺り、ボルヘスの短篇を彷彿とさせるところもある。しかし、矢鱈と冗長な言葉は訳者の解説にある通り、反語的に素描している人物を嘲りまくる。その人物の愚かしさを強調して当て擦り、辱める。しかもその無意味さを並べたてられる参照の中に埋もれさせて。 それはビオイ=カサ―レスの色が濃く出たものなのかとも一瞬思うが、かつて読んだ「モレルの発明」の印象ともかなり異なる。しかもその時の感想には「本書からは多分にボルヘスの怪奇譚に似た香りがする」とも書いているのだから、これがビオイ=カサ―レスの作風という訳でもないだろう。なのにこの共同作品からは二人の作品から感じたような人智を超越したものの存在とでも言うような感触が得られない。むしろ、独房に閉じ込められた探偵役のパロディも含めて、どこまでも汗臭い程の人間臭さが放散されまくる。 本の帯には「チェスタトン風の探偵小説」と銘打ってある。ブラウン神父シリーズはほとんど読んだことはないが、敬愛するアガサ・クリスティで例えるならミス・マープル風の素人探偵による鋭い洞察を芯とする探偵小説ということだろう。確かにそういう一面はないこともないが、いわゆる推理小説の醍醐味である「謎解き」が六つの短篇の面白さではないようにも思う。というのも、牢獄から一歩も出ることのない「探偵」が開陳する事件の真相を聞いて、読者が「なるほど!」と膝を打つようなことがあるようには思えないから。 余り多くを語らない探偵というのは珍しくはないけれど、多くの探偵は、ホームズもポワロもデュパンも、自意識過剰な面はあり、推理の過程でこれ見よがしに謎めいた持論を展開したりする。けれど、本書の素人探偵パロディはほとんど口を開かず、語るのはもっぱら事件を持ち込んだ相談者たちのみ。多くの推理小説でも事件の当事者たちによる述懐は推理の鍵となるものの、一般には探偵役の登場人物による能動的な検証のようなくだりがあって、推理が固められていく(そしてそれを読者が追従しつつ、解決へ向かったり、作家に翻弄されたりする)。だが、ここに並ぶ短篇では探偵は話を聞いて自分の考えを最後に述べるだけ。読者が推理の過程を楽しむことはない。解説を読む限り二人の作家が推理小説の醍醐味を理解していなかったとも思われないので、要するに作品の意図は別なところにあるのだな、と思わざるを得ないのだ。 となると、この作風で思い浮かぶのはスウィフトの「ガリバー旅行記」のことで、スウィフトがこの世のものならざる世界に現実の人間の本性を誇張して描き出して見せたように、ボルヘスとビオイ=カサ―レスもまた、無茶苦茶な事件を通して人間の性悪な部分を描き出して見せているのかと思ったり。特にスウィフト同様、二人の作家が誇張しているのは、見得や虚栄心。ただそれを読んで面白いと思うほど物語が「非」日常的ではなく、読んだ人々が何かを強烈に当て擦られたと、侮辱されたと感じてしまうことはあるような気がする。もちろん、それを地球の反対側に住む人々のことだと思って安穏としていることもまた出来ない筈ではあるけれど。

Posted by ブクログ

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