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天風の彩王(上) 藤原不比等 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2000/10/15 |
JAN | 9784062649902 |
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天風の彩王(上)
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天智と中臣鎌足が築いた近江朝は壬申の乱により大海人皇子(後の天武天皇)に倒される。鎌足の子・不比等は山科で戦乱を逃れたが、中臣氏を疎む天武は、不比等に出世の機会を与えなかった。だが彼は、知謀と強運を武器に昇進をとげ、律令国家の基礎を作っていく。古代史小説の第一人者が描く凄烈な男の実像。
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700年ごろ。藤原鎌足の次男である不比等の物語。不比等は天武朝と戦った大友皇子の父天智天皇の側近鎌足の子として生まれ,天武朝ではその才を認められつつも不遇の日を送っていた。陰では天智の子供ではともささやかれていたという。 しかし,鎌足譲りの策謀で次々と持統皇后,その子供の文武天皇...
700年ごろ。藤原鎌足の次男である不比等の物語。不比等は天武朝と戦った大友皇子の父天智天皇の側近鎌足の子として生まれ,天武朝ではその才を認められつつも不遇の日を送っていた。陰では天智の子供ではともささやかれていたという。 しかし,鎌足譲りの策謀で次々と持統皇后,その子供の文武天皇に近づき,類まれな才覚により寵を得,政界に躍り出て,いつのまにか誰も立ち打ち出来ない寵臣になった。 自分の子供である宮子を文武の夫人とし,のちの聖武天皇が生まれ,聖武の妻には,これまた自分の子供である安宿姫(あすかひめ。のちの光明皇后)を送り込んだ。藤原氏による天皇家の略奪の感さえある。 不比等は蘇我氏のように豪腕で有無を言わさず競争者をねじ伏せたという方法で政界トップに座ったのではない。 敵意を示さない者は味方に取り込み,皇親勢力にはあくまでも低姿勢で丁重に接する。思い上がった態度を見せず,批判の槍を交わすといった感じである。 これは,やはり大友皇子や大津皇子の死を目の当たりにし,どんなに勢力を得ようが,思い上がると直ぐに足をすくわれかねないという現実を常に見てきた不比等の自己防衛本能が働いたものであろう。 蘇我氏も藤原氏も実質では日本を支配した豪族では同一視されようが,藤原氏はより政略チックであり,そのため陰湿なようにも思える。 それは律令政治というものが日本に入ってきたため,これまで以上に武より学が重視されてきたためといえよう。 全2巻
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全2巻。 大昔。 ほぼ藤原氏の祖の人。 地味だけど。 こっから平安時代の藤原氏になってくのね。 でもあんまダメ貴族じゃない。 最初は。 やっぱり。 何かこの人のはいっつも変な感じ。 小説として文章はあんまりなんだけど、 なんか読んでしまう。 不思議。 主人公がモテモテだからか...
全2巻。 大昔。 ほぼ藤原氏の祖の人。 地味だけど。 こっから平安時代の藤原氏になってくのね。 でもあんまダメ貴族じゃない。 最初は。 やっぱり。 何かこの人のはいっつも変な感じ。 小説として文章はあんまりなんだけど、 なんか読んでしまう。 不思議。 主人公がモテモテだからか。 いつも。
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