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海賊たちの中世 歴史文化ライブラリー56
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 1998/12/01 |
JAN | 9784642054560 |
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海賊たちの中世
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1998年刊。著者は山口県立高校教諭。 室町から戦国期まで、主に瀬戸内海での海賊の有り方を解説。 ➀ 海賊が自有する生業観は、無主の漂着船・漂流船の積荷は発見者の所有に帰する慣習に由来、 ② 海賊の力、特に中世での淵源は、地域間・港間のネットワークにある。 故に戦国大名のような集権権力は海賊の価値の低下を来す。それ故、自身の力を維持確保すべく、この集権過程には抵抗する。 豊臣政権などの中央集権権力の出現が、海の情報ネットワークの価値をなくし、結果、海賊と港湾の自治は解体へ。 ③ 地域間ネットワークの基底には、海神への信仰。その典型・中核が紀州の熊野神社に存在するというのは十分首肯できる。なお、住吉神社もその一。
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瀬戸内海の海賊についての本。 村上氏や、河野氏、上関について、など ・瀬戸内海の海賊は、海の流通に依って存在している ・海賊は大名の勢力とは独立して自由な立場であった ・統一政権が誕生すると、それが広く関や海域を掌握することになり、 このことによって海賊たちが活躍の場を失うこと...
瀬戸内海の海賊についての本。 村上氏や、河野氏、上関について、など ・瀬戸内海の海賊は、海の流通に依って存在している ・海賊は大名の勢力とは独立して自由な立場であった ・統一政権が誕生すると、それが広く関や海域を掌握することになり、 このことによって海賊たちが活躍の場を失うことになる ・厳島合戦で毛利方に助力したのは実際は来島村上氏(の一部)だと思われ、 能島村上氏の助力の記述はのちの軍記物によるらしい
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