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生命と地球の歴史 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1998/01/22 |
JAN | 9784004305439 |
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
放送大学を受講している友人が、過去の講義で丸山茂徳先生の「地球史を読み解く」という講義が非常に良かったと、そのテキストを勧めてくれたのだが、放送大学のテキストというのはブックオフでも結構高かった(苦笑)。 なので、まずは著者のこちらの本を読んで見ようと考え、図書館で予約し読んで見ることにした。 1998年の発刊でちょっと古いが、地球誕生以来の45.5億年をテーマとして扱っているので、20年程度の古さは問題ないだろうと思ったが、本書の中でもX線CT技術の誕生で、地球内部構造の研究が劇的に進んだなどと書かれているので、きっと最近のテクノロジーの進展で、さらに解明されたことがかなりあるんだろうと想像する。 もっとも、地質学の本など読むのが初めてで(専門用語や概念の知識もないため読むのに苦労した)、細かな部分の理解は時間をかけずにすっ飛ばしてしまった。多分著者の期待を裏切って、ざっくりとしか理解できていないだろう。 それでも新たな分野へちょこっと足を突っ込めたのでよかった。第一印象を一言でいうと、「地球は生きている」・・だろうか。 プレートテクトニクスを始め、地球内部で、こんなに活発な動きがあるんだということを改めて知り、それらが生命の誕生や進化に影響を及ぼしているんだということを今回知った。 それにしても地質学というのは、何億年もの地球や生命誕生などの歴史やメカニズムを、地質の調査や分析、化石の発見など地味と思える作業で解明していく、なんと根気のいる分野なのかと思った。しかし、言ってみれば従事者の人生数十年が、何億年分かの解明につながることもあるわけですね。 地球史が、冥王代、始生代、原生代、顕生代と大別され、顕生代がまた古生代、中生代、新生代と中分類されること、さらに古生代が「カンブリア紀」「オルドビス紀」~「ペルム紀」に、中生代が「三畳紀」「ジュラ紀」「白亜紀」に、新生代が「第四紀」「新第三紀」「古第三紀」などと小分類され、それぞれにおいて特徴的な出来事が起こっている事などの、地質学の基礎知識は、今後の興味を含まらせるのに役立った。 特に、これらのいくつかの「紀」において、生命絶滅の危機というのが何度もあり、その都度、絶滅の危機に耐えて生き延びた種もあれば、滅んだ種もあり、また新たに出現した新たな生命体があったということは非常に興味深かった。 しかし昨今では、人類が出現してから、それが要因で、数百に渡る生命種が絶滅してしまったということも述べられていた。 絶滅の危機に瀕しても、なお環境に適応しようとする生命の力強さに感動する一方、自らも地球環境から生み出された存在である人類が、その地球環境を破壊したり、他の種を絶滅へと追い込んでいるとしたら、それは人類の傲慢と感じざるを得ない。 幾つもの奇跡的な条件をクリアして、いま人類が存在できているのであり、長い長い地球における生命誕生の歴史からみれば、まだぽっと出の若造が、無節操をしてはいけないなと感じるのである。
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地球科学と生命誌の関係が能く判り面白い。生命と地球が一体であると云うことは、人間と地球も一体なのだ。
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固体地球の進化史という視点から 地球生命の進化史をとらえなおし, その起源から現在までを概観している。 地学の要素が強い。
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