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長野オリンピック騒動記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社/ |
発売年月日 | 1998/01/26 |
JAN | 9784794208002 |
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長野オリンピック騒動記
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長野オリンピックの開催に至る道筋を「混乱」ととらえて、ネガティブな立場から、その内幕をまとめている。 長野オリンピックの開催は、「官主導」の五輪翼賛体制ともいえる状況で進められ、県民・市民が不在だったと指摘する。IOC委員には金と女を使わないとダメということであったり、消えた会計...
長野オリンピックの開催に至る道筋を「混乱」ととらえて、ネガティブな立場から、その内幕をまとめている。 長野オリンピックの開催は、「官主導」の五輪翼賛体制ともいえる状況で進められ、県民・市民が不在だったと指摘する。IOC委員には金と女を使わないとダメということであったり、消えた会計帳簿の問題であったり、オリンピックの黒い側面についても糾弾している。 そして、オリンピック開催にあたり、果てしなく経費は増えるという実態があり(長野オリンピックでは、400億円→1040億円)、IOCの商業主義もあって、「五輪を開催すると儲かる」というのは幻想であると指摘する。 そもそも自治体の役割はスポーツ興行を行うことではなく、自治体の本来の役割に立ち返るべきであると主張する。非日常のイベントよりも、住民生活の基盤となる部門をまず豊かにすることが先であって、施策の優先順位を取り違えていると指摘している。 本書は、ちょっとバイアスがかかった論調である気はするが、オリンピック開催の一面の真実をとらえていると思う。オリンピックに限らず、大規模イベントの開催や誘致をしようとする自治体にとって、教訓となる内容であると感じた。
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