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平家物語(1) 新星 平清盛
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館/ |
発売年月日 | 1998/01/10 |
JAN | 9784093796316 |
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平家物語(1)
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平家物語(1)
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ただただ悲しかった。 知人に言わせると、「滅びの美学」とやららしいけど、私は読んでて辛かった。感情移入はしんどいです。 平家物語は、原本で読むつもりだったので、あらすじを知るために一番巻数の少ないものを選びましたが、失敗しました。 やはり、歴史物を専門に書かれる作者がいいと思...
ただただ悲しかった。 知人に言わせると、「滅びの美学」とやららしいけど、私は読んでて辛かった。感情移入はしんどいです。 平家物語は、原本で読むつもりだったので、あらすじを知るために一番巻数の少ないものを選びましたが、失敗しました。 やはり、歴史物を専門に書かれる作者がいいと思いました。ところどころに不要なカタカナ語が入ったりして、歴史の香りが司馬遼太郎などと比べると少ないためか、大げさな昼ドラのような雰囲気が本全体に広がってしまっている。 味方でいいと思うのに、シンパ。最高にひどいと思ったのが、忠誠心をロイヤリティーと記す事。 週刊誌連載だったためか、長くはないし多くもないが、ラブシーンが生々しくて、きれくないのも多く感じましたので、★3つとしました。 この本の中では、著者の好みなのか、はたまた鎌倉幕府の後釜となった室町よりの人物がまとめたためなのか、ただ一人頼朝だけがどこまでも、器の小さい人物として描かれている。 読む前からあらすじは知っていたけれど、改めて、ここまで頼朝が実際にほとんど何もしていないと知り驚いた(すごく小さい戦と奥州藤原家を数で押したでけの策略が不要の戦のみ出陣)。 そして、同様に、奢る平家が感じ悪いのかと思っていたが、どの方も魅力的。名前が平家物語なのも、さもありなんという感じ(平家の血筋の北条家を持ち上げるためだろうか?)。 特に印象に残ったのは、清盛、息子の重盛、知盛、重衡、甥の教経。 清盛は、私の愛する神戸に注目してくれ、海にロマン新しい視点のヒト。権力を握ったが故の孤独に苛む。 重盛は優しく、良識があり、偉大になりすぎた父に諫言をできる度量と器の持ち主。 知盛と教経は、最後まで平家を支えようと奮闘した武道派。やっぱり強い男はかっこいい。 重衡は、平家一の美貌と雅さを誇る。しかも、強くて 明るい!!!なんて素敵。Mr.Perfectですね。 奥様も美人で、この家族の別れが泣かせます。それに都に流人として護送されてきた際に、助ける事の出来ないかつての家来斎藤五、六。六の吹く笛の音色に気づくシーンが美しい。それを護送する義経家来も、道をゆっくり歩むように命じる。武士の思いやりが沁みます。 また、頼朝に対面しても、堂々としているその態度の立派なこと。 源側も、なかなか見せます。 義朝さんはワイルドさが誰よりも残っていて素敵だし、長男義平も、その父、部下への思いやりで魅せててくれます。 義仲も、悪気がないのに、かわいそうです。巴御前とのことを描くシーンは、泣きそうになりました。 なんといっても、義経は本当にかわいそう。純粋な人が出世しないのは、いつの世も一緒ですね。 静御前とのシーンが本当に辛いです。私は子供が好きではないのですが、静御前が義経の別れ形見を妊娠していると分かった時に子供に感じる愛しさは初めて理解できました。私も戦国時代で、今の様に病気で亡くなる時代でなかったら、愛するヒトの子供を残したいと思うと思いました。
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