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蕪村春秋
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蕪村春秋

高橋治(著者)

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蕪村春秋

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/
発売年月日 1998/09/01
JAN 9784022572585

蕪村春秋

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2023/11/02

「蕪村春秋」(髙橋 治)を読んだ。 
西行は死そこなうて袷かな 蕪村 
ちょっとなに言ってるのかわからないこの句が、
 願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ 西行
 からきているということを知ってはじめてニヤリとできる。
ほんに俳句は難しい。 
著者が蕪村をこよなく愛し...

「蕪村春秋」(髙橋 治)を読んだ。 
西行は死そこなうて袷かな 蕪村 
ちょっとなに言ってるのかわからないこの句が、
 願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ 西行
 からきているということを知ってはじめてニヤリとできる。
ほんに俳句は難しい。 
著者が蕪村をこよなく愛していることは伝わってきますが、少し独善に走るきらいもあって引いてしまう部分もあるにはあるが、まあ全体を眺めてみれば肝は押さえてくれているので、面白く読みました。 
本書の冒頭にある『世の中には二種類の人間しかいない。蕪村に狂う人と、不幸にして蕪村を知らずに終わってしまう人とである。』って、どこかで村上春樹さんが言ってた「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことない人だ。」を思い出すね。 
蕪村の好きな句はいろいろあるけれど、二つだけ引きます。
十七文字でこれだけのものを切り取れるってすごい。 
不二ひとつうづみのこして若葉哉 蕪村 
几巾(いかのぼり)きのふの空の有り所 蕪村
 ちなみに、『蕪村あられ春秋』の中ではざらめが好き。(笑)

Posted by ブクログ

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