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眠り姫
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眠り姫

ダニエル・キイス(著者), 秋津知子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1998/02/28
JAN 9784152081421

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商品レビュー

3.1

13件のお客様レビュー

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2021/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の3章くらいでやっと面白くなった気がする。プロローグで明かされてるところまで辿り着くのが遅すぎる……。でも最後の狂気に満ち始める感じ、とっても好き……!!だけどそれまでが官能小説かと思うくらいそういうシーン多い。とっても見苦しくて気持ち悪くて読むの苦労した。 後から作品について考えるほど正気を失う、十分奇書と言える本だと思う。テーマがとにかく多くて、繁雑で難解なだけかもしれない。ドグラ・マグラとかの奇書って呼ばれる本より、キイスは本物の心理学者だから整合性が取れてる分タチが悪い。ちょこちょこ出てくる説とかについても、もっともらしく書かれてエセ科学だったりするから危ない世界に引きずり込まれてるなあって感じがする。例えば動物磁気説とか、前世療法とか。 原題「死が2人を分かつまで」や、邦題「眠り姫」で意図してるテーマは愛な気がするけれど、死刑制度とか睡眠障害とか偽りの記憶とか、アイリーンの成長物語だとか色々ありすぎてわけがわからない……。でもこんな読み手の気が狂うタイプの本?後から考えたり他人のレビュー読むのめちゃめちゃ楽しいから読んで良かった!!本当に長すぎるけど……。

Posted by ブクログ

2021/01/28

病院のベッドで、もう何日も眠り続けているキャロル・クレイ。31歳になる彼女は、幼いころから「眠り姫」と呼ばれていた。それは彼女が、いつ、どこで、何をしていても突然眠ってしまう原因不明の奇病、睡眠障害にかかっていたからである。その発作によって、彼女はいま深い眠りの底にいた。キャロル...

病院のベッドで、もう何日も眠り続けているキャロル・クレイ。31歳になる彼女は、幼いころから「眠り姫」と呼ばれていた。それは彼女が、いつ、どこで、何をしていても突然眠ってしまう原因不明の奇病、睡眠障害にかかっていたからである。その発作によって、彼女はいま深い眠りの底にいた。キャロルが眠っているあいだに、彼女のまわりでは恐ろしい事件が起きていた。娘のエレナが、ボーイフレンドとともに死体で発見されたのだ。その数日後、キャロルは突然、眠ったまま驚くべき物語を語りはじめる。「二人を殺したのは夫のロジャーだ」と。だが、優秀な精神科医アイリーンは、キャロルの言葉に疑いをもつ。精神療法家としての技術を駆使して、アイリーンはキャロルの心に隠された真実を探りはじめたが…。やがて明らかになる、想像を絶する真相とは。

Posted by ブクログ

2016/12/27

寓話をモチーフとした世界観の中で物語が展開されている。ページ数500を超す長編だが時間ごとにセクションが設けられており、読み進めやすい。 「催眠療法」「精神病下にある犯罪者」「前世療法」「死刑制度の是非」等、考えさせられる点が多かった。作中の雰囲気は基本的に重いため、それを緩和す...

寓話をモチーフとした世界観の中で物語が展開されている。ページ数500を超す長編だが時間ごとにセクションが設けられており、読み進めやすい。 「催眠療法」「精神病下にある犯罪者」「前世療法」「死刑制度の是非」等、考えさせられる点が多かった。作中の雰囲気は基本的に重いため、それを緩和する意図で寓話をモチーフとしたのではないかと感じる。

Posted by ブクログ

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