白いめぐり逢い ハーレクイン・ロマンスR1376

パトリシア・ウィルソン(著者), 竹生淑子(訳者)

• 販売会社／発売会社: ハーレクイン/洋販
• 発売年月日: 1998/02/20
• JAN: 9784833513760

商品レビュー

2009/03/28

エリカは自分が生まれる前に去ったという父親の行方を捜していた。父さえいてくれたら、いまだに癒えない心の傷も負わずにすんだはず。彼女は父を恨んでいた。見つけ出して、どんな人か見てみたい。彼の名を知らされていたエリカは、願ってもないチャンスをつかんだ。父、マクブライドが、回想録をまとめるために秘書を求めている。身もとを隠して採用され、彼女は父がいる北の地へ向かった。途中、吹雪の迫る工事中の雪道で、アレックスという男性と奇妙な出会い方をした。マクブライドの屋敷に案内してくれた彼が、義理の兄だとは!病身の継父を案じるアレックスは、継父が雇い入れた秘書が、何か魂胆を隠し持っていることにすぐ気づいたようだ。エリカがどうしようもなく惹かれる義兄の目には、深い疑惑の色が…。

頑なに父との関係を秘密にしようとしているヒロインがわからない。確かに病気のこともあるからショックを与えたくないという気持ちはわからなくはないけど。そして惹かれているからこそ冷たくするというヒーローは典型的過ぎ。