死霊たちの宴(上) 創元推理文庫

アンソロジー(著者), スティーヴン・キング(著者), チャンマコンネル(著者), リチャードレイモン(著者), ラムジーキャンベル(著者), フィリップナットマン(著者), C.スペクター(編者), J.スキップ(編者), 夏来健次(訳者)

• 内容紹介: 内容:花盛り チャン・マコンネル著. 森のレストラン リチャ-ド・レイモン著. 唄え、されば救われん ラムジ-・キャンベル著. ホ-ム・デリヴァリ- スティ-ヴン・キング著. 始末屋 フィリップ・ナットマン著. 地獄のレストランにて、悲しき最後の逢瀬 エドワ-ド・ブライアント著. 胴体と頭 スティ-ヴ・ラスニック・テム著. 選択 グレン・ヴェイジ-著. おいしいところ レス・ダニエルズ著
• 販売会社／発売会社: 東京創元社/
• 発売年月日: 1998/08/14
• JAN: 9784488578015

商品レビュー

2010/05/28

怖いけど、緻密につく…

[文庫ＯＦＦ]

怖いけど、緻密につくられているなあと感心しました。

2016/03/20

アンソロジー。

邦題にもあるように、ゾンビなどが出てくるホラー小説集である。

ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」に影響を受けた作家が創りあげたオリジナル・アンソロジーだそうだ。

ただし、読んだのはスティーヴン・キングの「ホーム・デリヴァリー」のみ。

ゾンビが出てくる正当なホラー（？）だけど、何だかよくわからない終わり方だ。
ちょっと消化不良かな。

ゾンビの現れ方や襲い掛かってくる様子などは、ゾクゾクして、やっぱりキングはこういう描写はうまいね。

2012/05/04

ゾンビアンソロジー本上巻。物語が一瞬のうちに見事なまでに反転するフィリップ・ナットマンの「始末屋」と奇妙でユーモラスでさえある地獄の後の世界の再生への第一歩が描かれるレス・ダニエルズの「おいしいところ」が面白かった。グレン・ヴェイジーの「選択」を読んでるうちに何となく今の日本社会が思い浮かんできたのは私の悪い癖だ。所詮ゾンビはゾンビ、腐臭漂う血塗れの娯楽でしかないのだから。