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ある殺意 ハヤカワ・ミステリ文庫
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ある殺意 ハヤカワ・ミステリ文庫

P.D.ジェイムズ(著者), 青木久恵(訳者)

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ある殺意 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1998/08/31
JAN 9784150766108

ある殺意

¥550

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2020/12/20

最初病院内での診察と殺しの場面がちょっと読み進めにくかったが、ダルグリッシュ警視が現場に来て1人1人聴取を行いだしてからがぜんおもしろくなった。 ロンドンのある精神科病院の独身の女性事務長が地下のカルテ保存庫で殺された。状況から察すると院内の者が犯人らしい。院長、医師、看護婦、...

最初病院内での診察と殺しの場面がちょっと読み進めにくかったが、ダルグリッシュ警視が現場に来て1人1人聴取を行いだしてからがぜんおもしろくなった。 ロンドンのある精神科病院の独身の女性事務長が地下のカルテ保存庫で殺された。状況から察すると院内の者が犯人らしい。院長、医師、看護婦、ソーシャルワーカー、タイピスト、速記主任、雑用係、用務員 それぞれの立場からの病院内の人間関係と思惑、私生活での状況がおもしろい。 クリスティの子供世代の人にあたり、殺意はクリスティでよく出てきた遺言書。イギリスで資産をもっている人は書くものなのか。 P.D.ジェイムズは1920年(大正11年)生まれ。1963年、42歳の時の作品。 1963発表 1998.8.31発行 図書館

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2018/08/12

よく出来た小説だと思う。何一つ過不足無く終末へと向かうし、文章も格調高い。 しかし、目くらましのために容疑者を増やしすぎたのではなかろうか? 以前に比べると登場人物の特性がそのために希薄になってしまっている。未だにどんな人物だったのか区別がつかない人物が3~4人いる。 また、...

よく出来た小説だと思う。何一つ過不足無く終末へと向かうし、文章も格調高い。 しかし、目くらましのために容疑者を増やしすぎたのではなかろうか? 以前に比べると登場人物の特性がそのために希薄になってしまっている。未だにどんな人物だったのか区別がつかない人物が3~4人いる。 また、読書とは関係ない部分、つまり私事に於いて想い煩う事があり、時折、文字を追うだけになってしまったことも付け加えておこう。

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2017/12/15

アダム・ダルグリッシュ警視シリーズ第2作。 精神科診療所の地下室で、事務長の他殺体が発見された。現場の状況から、犯人は事件があったときに診療所内にいた人間にであることがわかる。 訳者が替わり格段に読みやすくなった。また、1作目ではほとんど言及されなかったダルグリッシュ警視に関...

アダム・ダルグリッシュ警視シリーズ第2作。 精神科診療所の地下室で、事務長の他殺体が発見された。現場の状況から、犯人は事件があったときに診療所内にいた人間にであることがわかる。 訳者が替わり格段に読みやすくなった。また、1作目ではほとんど言及されなかったダルグリッシュ警視に関する記述が増えて、より親しみを感じる。今回も人間心理の描き方がすばらしい。言葉を連ねるのではなく、さりげないひと言やなにげない情景描写によって読み手をドキリとさせる手法が心憎い。

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