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少年十字軍 海外ライブラリー
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:黄金仮面の王. 大地炎上. ペスト. 眠れる都市. 〇八一号列車. リリス. 阿片の扉. 卵物語. 少年十字軍 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 王国社/ |
| 発売年月日 | 1998/07/20 |
| JAN | 9784900456594 |

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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「黄金仮面の王」仮面の下の醜さを知る。 「大地炎上」世界終結から逃げる少年と少女。 「ペスト」わたしと相棒マテオはペスト患者の振りをするが。 「眠れる都市」海賊たちは時間の停まった街に行きつく。 「〇八一号列車」180と鏡のように並走する081はペストを運ぶ。 「リリス」一度は墓に葬った紙片を掘り起こしたロセッティの話。 「阿片の扉」阿片の部屋の女に全財産を。 「卵物語」卵孵化まで喰うべからずの禁令が宗教に。 「少年十字軍」少年らは買われていく。 皆川博子ももちろんだが、もっと山尾悠子のポエジーに近い。 寓意と詩の言葉の編み物。
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すとんとした、語り過ぎない終わり方が好きだ。 原文がそうなのか、訳者の力量によるのか、文章が格調高いあまり、読みやすいばかりの小説に慣れている身にはやや読みづらく感じることもあった。 が、それは単に時間がかかるというだけであって、面白くないというわけでは決してない。まさか! どこ...
すとんとした、語り過ぎない終わり方が好きだ。 原文がそうなのか、訳者の力量によるのか、文章が格調高いあまり、読みやすいばかりの小説に慣れている身にはやや読みづらく感じることもあった。 が、それは単に時間がかかるというだけであって、面白くないというわけでは決してない。まさか! どこかおとぎ話のような空気と、詩情あふれる文体。 読んでよかった。
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マルセル・シュウォッブという作家はすばらしき書き手である。 日本語版として読むとき、それは、訳者の多田智満子さんの名訳に負うところも多いのだが、本書 『少年十字軍』は、シュウォッブの魅力を十二分に味わうことができる書物だと思う。 本書は、多田さんが選んで訳出したシュウォッブの...
マルセル・シュウォッブという作家はすばらしき書き手である。 日本語版として読むとき、それは、訳者の多田智満子さんの名訳に負うところも多いのだが、本書 『少年十字軍』は、シュウォッブの魅力を十二分に味わうことができる書物だと思う。 本書は、多田さんが選んで訳出したシュウォッブの短編集だが、37歳で亡くなったマルセル・シュウォッブが若い時期に発表している作品群である。 シュウォッブは、19世紀フランスのユダヤ家系に生まれ幼年期をナントで過ごしたあと、パリに出た。 シュウォッブは非常に優秀な人物であったようで、その形跡は作品にさりげなく散りばめられている。 材を歴史的史実や各国の人物から取り、見たこともないような美しい薄絹が風に舞いながらさまざまな色彩を織り成すように、シュウォッブの言葉が優雅に幻想的に紙面に舞う。悲愴は人間的なまなざしによって描かれ、恐怖は慄然と訪れる。 『ミイラづくりの女たち』という短編をさきほど読んだが、短編集をいくつか読むと、似通った恐怖を感じるプロットのものもあるし、一方、鏡花の描く世界のように幻想的なものもある。 短命の作家は、生前、手術を5回したというが、死や病に対する興味が身近だったのか、らい病、ペストなども題材にしている。 『黄金仮面の王』は、黄金の仮面をつけ、自らの顔を見たことがない王が、仮面をはずし、らい病によって崩れ果てた顔をみて、我が手で我が目を潰し盲目の王となりみじめなる者の町へ向う。 出会った若い娘に清らかな心を残し王は死ぬが、その亡骸には業病のあとは何もみられなかった。 仏陀の伝記を読んで着想を得たというが、エルサレム王国の若き国王ボードゥアン四世のことを私は思い出してしまった。 この物語は アナトール・フランスへ と書かれている。 のちにノーベル賞作家となるアナトール・フランスよりシュウォッブは20年以上も後に生まれたにもかかわらずアナトールよりずいぶん前に亡くなってしまった。アナトール・フランスもシュウォッブの死を悼んだことだろう。 表題の『少年十字軍』は、 少年十字軍とは、13世紀初頭にフランスやドイツで自然発生した聖地巡礼をめざす少年少女の集団で、その史実に基づきつつ、托鉢僧、らい病患者、教皇、子供たちなどに言葉を語らせる方法を用いる。 少年十字軍という奇異なる社会現象を多角的に光を当て、その暗い末期も暗示する見事な構成である。 マルセル・シュウォッブという作家は、確かなものを幻想的に描くことができる作家であると同時に、悲しく切ない無垢な感情をより切なく描ききる作家だと感じる。 マルセル・シュウォッブの生み出す恐怖は背筋の凍るような恐怖であり、作家の知識の深さは小説の厚み深みを増し、短編ながら印象的な作品群を有している。
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