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哲学の最前線 ハーバードより愛をこめて 講談社現代新書
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哲学の最前線 ハーバードより愛をこめて 講談社現代新書

冨田恭彦(著者)

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哲学の最前線 ハーバードより愛をこめて 講談社現代新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1998/06/20
JAN 9784061494060

哲学の最前線

¥110

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2010/05/28

日本ではあまりメジャ…

日本ではあまりメジャーではないアメリカ哲学をテーマにした本.野矢茂樹『無限論の教室』のような対話形式のスタイルで書かれているので読みやすい.アメリカ哲学が意外と身近な問題を深く追及していることがわかる.読書ガイドが詳しいのも高ポイント.

文庫OFF

2020/02/11

書名からは内容類推し難いかもしれない。が、この辺の哲学は頭を殴られるというか脳みそが揺さぶられる感覚に襲われる。所謂「ネオ・プラグマティズム」に分類されるクワイン、ローティ、パトナムを中心にその周辺のアメリカ哲学を紹介しているのだが、前提知識としてプラグマティズムの源流であるパー...

書名からは内容類推し難いかもしれない。が、この辺の哲学は頭を殴られるというか脳みそが揺さぶられる感覚に襲われる。所謂「ネオ・プラグマティズム」に分類されるクワイン、ローティ、パトナムを中心にその周辺のアメリカ哲学を紹介しているのだが、前提知識としてプラグマティズムの源流であるパース、ジェイムズ、デューイに関する知識(高校倫理の範囲ではあるが)はある程度必要だろうし、小説形式の体裁は読者によっては好き嫌いがあるかもしれない。 但し、民主主義や公共哲学の観点からもアメリカ理解にはプラグマティズムの知識は不可欠であり、政治家や官僚もこの辺の哲学をもっと理解するべきだと思うんだが、どうもそういう傾向にはないのを危惧している。

Posted by ブクログ

2018/10/06

ハーバード大学の客員研究員である生島圭が、法哲学が専門の朝倉昭吉、学生の坂口新、デイナ・シェリーらを相手に、現代の分析哲学の重要な問題についてわかりやすく解説するという、小説仕立ての哲学入門書です。 あつかわれているテーマは、クワインとデイヴィドソンの寛容の原理、現代の指示理論...

ハーバード大学の客員研究員である生島圭が、法哲学が専門の朝倉昭吉、学生の坂口新、デイナ・シェリーらを相手に、現代の分析哲学の重要な問題についてわかりやすく解説するという、小説仕立ての哲学入門書です。 あつかわれているテーマは、クワインとデイヴィドソンの寛容の原理、現代の指示理論、ローティのプラグマティズムなどですが、伝統的指示理論と指示の因果説との対立関係を乗り越えることができるのではないかというサールの立場が生島自身の観点から語られたり、ローティの「連帯」の概念に示される根本的な哲学観に対する共感が述べられたりしている点には、著者自身の立場もある程度反映されています。 著者には「科学哲学者・柏木達彦シリーズ」(ナカニシヤ出版、角川文庫)という、やはり小説仕立ての哲学入門書がありますが、こちらでもかなりの部分で程度かさなりあう内容があつかわれているため、あまり新鮮さは感じられませんでした。それでも、親しみやすいスタイルで哲学の重要問題がわかりやすく解説されており、おもしろく読むことができたように思います。

Posted by ブクログ

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