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ディズニー伝説 天才と賢兄の企業創造物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日経BP社/日経BP出版センター |
発売年月日 | 1998/12/14 |
JAN | 9784822241384 |
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ディズニー伝説
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ディズニー伝説
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書の特徴は何と言ってもミッキーマウスの生みの親ウォルト・ディズニーの兄ロイ・ディズニーに焦点を当てている点にあります。 いくらウォルトの天才的な創造力があったとしても、それを実現する資金と環境を用意できなければ破滅しかありません。ウォルトの伝記でもそれは強調されていました。天才ウォルトは実務的なことが全く見えていません。彼が見ているのはその作品の究極のクオリティーだけなのです。無謀としか言いようのない計画をウォルトはいつもぶち上げます。普通なら絶対に無理なはずのその企画を実際に完成に導いた陰の功労者こそロイ・ディズニーというもう一人の天才なのでした。 天才も天才だけでは世に出てはいけない。支えてくれる実務家の存在も重要なのだということを感じさせられる一冊です。
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世に出ているディズニーという冠がついた作品は多く、その殆どが夢やホスピタリティ等、ディズニーの綺麗な側面や素晴らしさばかりを謳っている。本書はディズニー兄弟が世に出ていくまでを忠実に描き、ディズニー兄弟と周囲の人たちとの人間模様やが描かれています。ウォルトは天才だったかも知れない...
世に出ているディズニーという冠がついた作品は多く、その殆どが夢やホスピタリティ等、ディズニーの綺麗な側面や素晴らしさばかりを謳っている。本書はディズニー兄弟が世に出ていくまでを忠実に描き、ディズニー兄弟と周囲の人たちとの人間模様やが描かれています。ウォルトは天才だったかも知れないが、ディズニー映画に出てくる主人公たちのように決して聖人君主でなく、寧ろ子供から成長できない人としての欠陥も間見ることが出来ます。兄のロイが居なければ今日のディズニー大国はなかったかも知れません。
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再読。ディズニーに関する本と言えば、ランドのホスピタリティに言及したものから作品紹介までさまざまだけれど、これは発行元からわかるようにビジネス書。 天才だった弟、ウォルトを支えたロイ・ディズニー伝ともいうべきもの。芸術家にして夢想家であり採算などろくに考えたことのないウォルトのた...
再読。ディズニーに関する本と言えば、ランドのホスピタリティに言及したものから作品紹介までさまざまだけれど、これは発行元からわかるようにビジネス書。 天才だった弟、ウォルトを支えたロイ・ディズニー伝ともいうべきもの。芸術家にして夢想家であり採算などろくに考えたことのないウォルトのために、芸術が理解できないロイはひたすらマネージメントに奔走し、労働組合と戦い、銀行や大企業との交渉に臨み、オーバーワークで暴走しようとする弟を制止続けます。 よくディズニーに関して揶揄されるのは、その著作権ビジネスに関する厳格さというかえげつなさなんだけれど、これを読むと権利意識がいかに組織の遺伝子として組み込まれたか理由がわかります。そのアニメ家業のスタートから、映画会社に足下を見られ、制作費は支払われない、権利は盗られる、独立しても関連商品の版権を盗もうとするものはいるしパクリはあるし、それでこちらが裕福なら気にも留めないかもしれないけれど、経営は常に赤字で火の車。新スタジオが完成したときに父親が真っ先に気にしたのは、なにかあったらここを売り飛ばせるのかということ。 そりゃあ、そんな調子で何十年も会社を維持していたら、権利は絶対に手放さないという体質が身についても仕方がありません。
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