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ナチ犯罪人を追う S・ヴィーゼンタール回顧録
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ナチ犯罪人を追う S・ヴィーゼンタール回顧録

ジーモンヴィーゼンタール(著者), 下村由一(訳者), 山本達夫(訳者)

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ナチ犯罪人を追う S・ヴィーゼンタール回顧録

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 時事通信社
発売年月日 1998/04/01
JAN 9784788798090

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2014/08/23

ナチスの本を何冊か読んで、あらためてこの連中は自分のやったことのつけを払ったのか知りたくて読んだ本。 泣く子も黙るナチ・ハンターとしてのヴィーゼンタールの名は知っていたので、さぞかし胸のすく必殺仕置人の仕事を拝めるかと期待したのだが、そうではなかった。手の届かないところで悠々と...

ナチスの本を何冊か読んで、あらためてこの連中は自分のやったことのつけを払ったのか知りたくて読んだ本。 泣く子も黙るナチ・ハンターとしてのヴィーゼンタールの名は知っていたので、さぞかし胸のすく必殺仕置人の仕事を拝めるかと期待したのだが、そうではなかった。手の届かないところで悠々と暮らしている元ナチの大物も多い。神様なんて最初からいないんだか、休暇中なのかどちらかだ。 数十年前に起きた虐殺事件の犯人を捕まえてどうするんだ、死んだひとは帰ってこない、そういう時代だったのだ、という声は多い。それに対してヴィーゼンタールは言う。「私の仕事が将来の殺人者に対する警鐘になってほしい」「犯人の一人残らずとはいかなくても、その多くがいつかは罪の裁きを受けるのだ、という警鐘になってほしい」。ぼくはヴィーゼンタールに賛成だ。それは時代のしたことでも、組織のしたことでもない。人がその手でしたことだ。彼らは報いを受けるべきなのだ。そうでなければ世界は何度でも同じことを繰り返す。時代が、組織が、という免罪符があるかぎり、迷える子羊は何度でも断崖に近づく。 たとえ捕まえることができなくても、大勢のヴィーゼンタールが半世紀にわたって彼らを追い続ける、ということ自体が、彼らに与えられる罰の一部である。 80歳になったヴィーゼンタールが若者に残す言葉が突き刺さる。ヒトラーやナチスがもう一度現れたら戦う、という若者は多い。しかしヒトラーやナチスはいきなり現れたわけではない。最初はゆっくりと現れ、育ち始めたものが、最後には手遅れになったのだ。だから君たちは些細な不正に対して正面から戦わなければならない。職場の同僚がいわれのない中傷を受けているのを見て見ぬふりをしている者は、あの時代ユダヤ人の受難を見て見ぬふりをしていた者となんら変わるところはない・・・ ヴィーゼンタールの視線は、ドイツよりもオーストリアに厳しい。ナチスを追求する者たちに向けられる白い目と逆ギレは、世界という視座から見るとずいぶんとみっともない。近頃の日本がどう見えるか、ヴィーゼンタールに聞いてみたかった。

Posted by ブクログ

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