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子ども観の近代 『赤い鳥』と「童心」の理想 中公新書
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子ども観の近代 『赤い鳥』と「童心」の理想 中公新書

河原和枝(著者)

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子ども観の近代 『赤い鳥』と「童心」の理想 中公新書

定価 ¥748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社/
発売年月日 1998/02/25
JAN 9784121014030

子ども観の近代

¥330

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2012/03/01

巖谷小波、小川未明、北原白秋などの作品を読解しながら近代児童文学の歩みを追い、それが醸成した「童心」観の実像を明かす、という内容。著者さん、よく勉強されているようで例証に説得力がある。最終的に、社会の中心的なイデオロギー(優勢価値)に対しての副次価値(サブバリュー)としての位置づ...

巖谷小波、小川未明、北原白秋などの作品を読解しながら近代児童文学の歩みを追い、それが醸成した「童心」観の実像を明かす、という内容。著者さん、よく勉強されているようで例証に説得力がある。最終的に、社会の中心的なイデオロギー(優勢価値)に対しての副次価値(サブバリュー)としての位置づけを児童文学に与えたことはとても興味深い。

Posted by ブクログ

2011/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 子どもを無垢な存在と見なすロマン主義的な子ども観は、日本では明治末に興り、大正中期の『赤い鳥』を中心にした「童話・童謡」運動で確立した。 このイメージは、基本的には現在までも引き継がれているといえる。 本書は、巌谷小波にはじまり、鈴木三重吉を経て多くの文壇作家たちが筆を染めた児童文学を素材として、近代特有の子どもに関する新しい「知」が、どのように生まれ、どのように普及していったかを辿る試みである。 [ 目次 ] 序章 子どものイメージ 第1章 お伽噺から童話へ 第2章 『赤い鳥』というメディア 第3章 『赤い鳥』の子どもたち 第4章 「童心」の時代 結びにかえて―「童心」の修辞学 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

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