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尼は笑う
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尼は笑う

麻生佳花(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 1998/11/05
JAN 9784048835558

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2024/08/30

現役の尼僧による、出家から修行、僧としての生活を、いちびりを加えながら面白おかしくつづるエッセイ集。 大阪の普通のOLから、突然出家して尼僧となり、厳しい修行や寺の生活の中で、普通と同じところ、違うところを描いていく。頭の剃り方一つでも、上手い人から、慣れるまでに血まみれになる...

現役の尼僧による、出家から修行、僧としての生活を、いちびりを加えながら面白おかしくつづるエッセイ集。 大阪の普通のOLから、突然出家して尼僧となり、厳しい修行や寺の生活の中で、普通と同じところ、違うところを描いていく。頭の剃り方一つでも、上手い人から、慣れるまでに血まみれになる筆者など、ざっくばらんに本音を綴っていく。 角川というか、多分1990年代的な、悪く言えばケーハクな斜に構えたスタンスで現行もいらしたのだろうし、大阪人らしくその要求に答える文章を書いているところもあり、単純に面白く読める話が多い。そんな中、修行の途中辺りからなんとなく茶化したらまずい雰囲気が有るのか、それとも単純に厳しい日々の修行で余裕がなくなるのか、冗談が無くなっていくところがなんともリアルである。 そういう感じでかかれているため、作者のどこまでぶっちゃけるかという迷いのようなものが見え隠れするあたりも、面白いのだろうね。 関西でぶっちゃけ系の尼作家というと、2021年に亡くなった瀬戸内寂聴御大がいるもんで、新進気鋭のという形で売っていくのは難しいのであろう。でもまあ、文章が上手い人なので、小説も書ける人なんじゃないだろうか。調べてみるとエッセイだけのようだ。

Posted by ブクログ

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