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「白村江」以後 国家危機と東アジア外交 講談社選書メチエ132
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1998/06/10 |
JAN | 9784062581325 |
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「白村江」以後
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「日本の外交ベタ」、「国際社会への無理解」などという戦後社会にあって極めて流通しやすい言説で、古代日本の戦いを描くというアホな試み。演繹的方法といえばそうだが、単純に言えば何にも考えていないということ。「唐に対して朝貢姿勢は取りつつも、国内的には日本中心主義的立場に基づく対唐意識...
「日本の外交ベタ」、「国際社会への無理解」などという戦後社会にあって極めて流通しやすい言説で、古代日本の戦いを描くというアホな試み。演繹的方法といえばそうだが、単純に言えば何にも考えていないということ。「唐に対して朝貢姿勢は取りつつも、国内的には日本中心主義的立場に基づく対唐意識が育っており、いわば矛盾する二つの対唐観を同時に持っていたことになる」などと、本当にまともにものを考えているのか疑いたくなるような文章が散見する。さらに、唐の軍事政治的な一貫性に比して、日本はその場その場の対応に終始しているなどという言説も同じ、はじめに戦後日本で口当たりの良い「一般論」ありきである。見方を変えれば、「日本はその都度柔軟な姿勢で国際社会の趨勢を見ながら舵取りを行い、何とか千年以上の独立と、文化的連続性を保持できたのである」ということにならないか? おそらくこの曲学阿世の徒が戦時中に学者をやっていたら、上記のような文章を書いていたことは想像に難くない。
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