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くまにたすけられたおとこ 北越雪譜より ひまわりえほんシリーズ
定価 ¥1,210
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鈴木出版/ |
発売年月日 | 1998/11/10 |
JAN | 9784790250500 |
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くまにたすけられたおとこ
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北越雪譜にこんなお話があったとは知らなかった。 別のサイトで知り、図書館で借りてみた。 現在は絶版のようである。 越後の雪山で、誤って谷底に落ちてしまった男。 さまよい歩くうちにたどり着いたのは熊の巣穴。 もうおしまいだと思った男だが、意外にも熊は男を助けてくれた。 民話の卵の...
北越雪譜にこんなお話があったとは知らなかった。 別のサイトで知り、図書館で借りてみた。 現在は絶版のようである。 越後の雪山で、誤って谷底に落ちてしまった男。 さまよい歩くうちにたどり着いたのは熊の巣穴。 もうおしまいだと思った男だが、意外にも熊は男を助けてくれた。 民話の卵のような話だ。 力強い筆致の絵からは、雪山の寒さ、熊のやわらかさ、その毛の手触りまでも伝わってくるようだ。 紙面からはみ出さんばかりの絵を見ているうち、お話の中の男と一緒に、すっかり冷え切った体を熊の温かい体に寄せ、その体臭を間近で嗅ぎ、息づかいを感じている心地がしてくる。 男は熊の手についたアリの蜜で飢えをしのぐ。いつ助かるかわからぬまま、昼は人が通りかかるのを待ち、夜は熊とともに眠る。それは、不安でありながらどこか安らぎを感じる日々だったように思われる。 雪解けの季節、熊は男に帰る道を指し示す。 「ほんとうに あった おはなしです」と見返しにある。ほんとうにあったこと、と思うと、ぽっと心にぬくもりが生まれる。雪山で男と一緒に熊の体に身を寄せたかのように。 *そうかと思えば『羆嵐』みたいな話もあるのだが(^^;)。行動が読み切れないところが、野生動物の魅力でもあり怖さでもあるのかもしれない。
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