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活路 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1998/09/15 |
JAN | 9784062638845 |
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活路
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
3人の刺客を中心に描…
3人の刺客を中心に描かれた剣豪小説巨編。とても熱い男たちの凄絶なる物語です。己の剣に対する執着、激しい修行、そしていつしか芽生えた友情…。3人の男たち、それぞれの「生き方」が素敵。立会いのシーンは手に汗を握ってしまうほど素晴らしいです。時代小説が好きな方には是非、読んで頂きたい一...
3人の刺客を中心に描かれた剣豪小説巨編。とても熱い男たちの凄絶なる物語です。己の剣に対する執着、激しい修行、そしていつしか芽生えた友情…。3人の男たち、それぞれの「生き方」が素敵。立会いのシーンは手に汗を握ってしまうほど素晴らしいです。時代小説が好きな方には是非、読んで頂きたい一冊。かなり分厚い本ですが、そんなことも気にならなくなるほどに、のめり込める作品です。
文庫OFF
「旗本小普請組の晴気竜行は囚われの身となった友人を救うため刺客の仕事を引き受けた。約束通り、丹後田辺藩の重臣の暗殺に成功したが、友人は謎の自害をしていた。刺客として生きる道を選んだ男たちを描く長編剣豪小説巨編。」 ってあるんです。 こう読むと、主人公は晴気一人のようですが!! オ...
「旗本小普請組の晴気竜行は囚われの身となった友人を救うため刺客の仕事を引き受けた。約束通り、丹後田辺藩の重臣の暗殺に成功したが、友人は謎の自害をしていた。刺客として生きる道を選んだ男たちを描く長編剣豪小説巨編。」 ってあるんです。 こう読むと、主人公は晴気一人のようですが!! オープニングは違う男からだし、さらにあくの強い男がもう一人出てくるし――てゆうか、主人公三人ですよね?! この一人一人で、本一冊ずついけますよね?! 一冊でご飯三杯はいけますよ!? つまりこの一冊で九杯プラスお代わりもってこーい!! な状態ですよね?! もう余は満足じゃーげぷー、て感じなんですよ!!(どんな感じだ) 落ち着け私もーこれじゃぁなんのことだかいったい解らぬ・・・ 北方さんの時代小説、ハードボイルドは、つねに男の物語で、そして彼らには死が友人のように寄り添っている。その友人の手を取るのを、自分が納得するまで絶対に拒み続ける男たち。腰が砕けます。 北方さんの世界にはセックスも当たり前のように出てくるので、いい女が当然現れる。 そんないい女も、この男たちは時に振り向くこともなく自分の信念を先に突き通してしまう――クラックラします! この本の最後で、剣客の二人がそれまでどこか友のような間でありながら、剣での決着を付けなければならなくなります。その二人を見てきた弟子も、どうして二人が剣を交えなければならないのか、涙を零して止めさせたいと願うけれど、もうこの二人にとってそうなるのはとても自然なことで、この流れを止めることは出来ない。 そして、剣を交わすということは、どちらかが死ぬか、どちらも死ぬか。それしかない。 「むごいな。俺の方が、むごい目に遭っている」 「そういうものだろう、生き残るというのは」 これは片方が死んでゆくのを、見送るシーンでの会話。 心臓を鷲掴みされたほど、私が苦しくなった。 本当に、むごすぎるよ、北方さん!!! でも次の本も読んじゃうよー! 私をこんなにも簡単に一喜一憂させる北方さん、まだまだ付いて行きます!! くっ・・・! 「草奔枯れ行く」も載せようと思ったのに・・・なかった!!ショックです。
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●田辺藩士高鳥源太は、城代家老によってある男を斬れと命じられる。 腕に自信のあった彼だったが、男には微塵も歯が立たず、辛うじて九死に一生を得る。 源太は、いつか雪辱を果たすことを誓い、藩を抜けるのだった・・・。 ●・・・なんてな冒頭を読み、ほうほうこの高鳥とか言うヤツの復讐譚な...
●田辺藩士高鳥源太は、城代家老によってある男を斬れと命じられる。 腕に自信のあった彼だったが、男には微塵も歯が立たず、辛うじて九死に一生を得る。 源太は、いつか雪辱を果たすことを誓い、藩を抜けるのだった・・・。 ●・・・なんてな冒頭を読み、ほうほうこの高鳥とか言うヤツの復讐譚なのね? と思ったワシはゲロ甘。 ちゃうやんコレ、まんがみたいな話やん!? 実は主役は、高鳥をあっさり倒した男の方。 しかも、「この男が城代家老を倒した目的はいったい?」てな感じで話が進み始めたはずなのに、いつの間にやら話が田辺藩を巡る陰謀に!? しかも、この他にもやたらと強い剣客たちがどかどかと出てきて、幕府の内部で対立する派閥による陰謀&暗闘の中で、お互いに倒し合って行くことに!!? ちなみにこの派閥も、ボスを倒したかと思うと、次はその上に立つなんとか頼母が! 更に真のボスであるなんとかの守が!! ・・・なにこの悪役のインフレ状態。おお、ジャンプまんがだとよおあるこっちゃ。(´Д`) ●ま、なんつか勢いで書いてたんだろうなあ、と言う感じの小説なんでした。 いいんじゃないでしょうか? スピード感があって。 ついでによくわかる剣客一覧表。 名前までかっちょいいっつーか、ありえない感じなのよね・・・。 ? 晴家竜行:主人公。ニヒルな眠狂四郎系侍だが、途中で更にクールになる。異常に強い。意外に器用。捕鯨までやらかす。きっと凄い事なのだが、文字にするとそこはかとなくまぬけですな・・・。 ? 左文字一角:叔父を連れ戻そうとする途中で晴家と出会う。豪放磊落な椿三十郎系。晴家と張るくらい強い。いつも鷹と犬を連れていて、そいつらに食わせてもらっている。 口数が多く博打好きと言う男の中の男(違) ? 高鳥源太:冒頭であっさり負けた人(苦笑) その後江戸に出て、腕を上げる。意外に強くなりましたで賞。いや本当に強くなったんだってば。彼を雇う大村屋はけっこう好きなキャラです。 ? 服部弥九朗:刺客稼業をしていた高鳥が狙う相手の護衛だった。出るたびに痛い目に会い、そして強くなっていっているハズなのに、いまいちそんな感じがしないのはなぜなのか。 美男と言う設定がムゲにされてて気の毒だと思いました。はい。 ? 左文字高安:一角の父。江戸で道場を開きながら、大名や地方にしょっちゅう出稽古に出向いている商売上手な人らしい。 一角よりも強いと匂わせておきながらなかなか戦わないあたり、格闘まんがの定番キャラを彷彿とさせる。 つうか、すべてにおいて定番。(←察してみなはれ。) ? 直井圭介:御先手組最強の剣客。晴家の友人だった堀田兵庫と立ち会ったことがある。 彼もなあ。めちゃ強そうだったのになあ・・・(ため息) ? 左文字市兵衛:冒頭で晴家に倒された一角の伯父。強かった、勝ったのは雪のせいだ、なんぞと死後に晴家にほめられる。ほめられてもなあ・・・(ため息) ? 宗永精十郎:「晴家から身を護るためには、もはや、あの男を呼ぶしかあるまい。幕臣最強の男を。」 ・・・じゃなかったのかおおおおおおい!!!?? めちゃめちゃマキが入った感じだっだべな!!? ・・・もはや何も言うまい語るまい(涙) ? 堀田兵庫:名前だけはしょっちゅう出て来る晴家の友人。もともと晴家が田辺藩の家老を暗殺に出向いたのは、彼が人質に取られていたからだった、と言う走れメロス的友情ストーリーのはずなんですがー。 そして彼の死の真相を探るために、晴家は目に見えない巨悪と戦うことになったはずなんですがー。 ちなみに彼もまた幕府の中で一、二を争うと言われた剣の使い手だった。もういいって。 ●以上、血しぶき肉割れる剣客集団ハードボイルド活劇小説を読みたい方に、熱烈お勧めします。どーん。
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