世紀の失敗物語 兵器・乗物編 他人の失敗は蜜の味!!

西村直紀(著者), タクスフォース1(編者)

• 販売会社／発売会社: グリーンアロー出版社/
• 発売年月日: 1998/10/27
• JAN: 9784766332629

商品レビュー

2010/11/03

失敗があるからいまの成功がある。
この本は戦争や兵器にフォーカスをあわせた失敗談とエピソードを書いた本である。
宇宙開発に関するアメリカの多くの失敗談と核兵器にまつわる話が興味を注ぐ。
ただし、興味ある話ではあるが、、、全体的にはけっこうだるかった。

まず、失敗談がそれで戦局を変えるほどのものではないのが多かったのと、有名な話は前から知っていたことかな、、、
あと、殆どが似たようなエピソードであることもマイナスかと、、

2010/04/18

『世紀の失敗物語』。図書館でふと目に付いて読んだのですが、なかなか面白い。

実は一昨日掲載した「自問自答・１」と昨日掲載した「自問自答・２」という２つの記事は、この本の副題から刺激を受けて書いたものです。「他人の失敗は蜜の味!!」という言葉は、なんか自分の心の声を目の当たりにしたように思えたものです。

内容的には、主として西洋の軍事開発・都市開発・宇宙工学当の分野における「失敗」事例を集めたものです。中には深刻な事故の事例もあれば、使い物にならないトンデモアイテムの紹介もあり、軽く読めます。

事故災害の文章をこれから書く上で、大いに参考になりそうな箇所もいくつかありました。

個人的に「これは」と思ったのは、1912年2月4日に、パリの仕立て屋がエッフェル塔から飛び降りた話です。自作の「翼」をつけて、鳥のように空中を滑空することを想像していたようですが、あえなく墜死したもの。

実はこの事例、ずっと前にＮＨＫの「映像の世紀」で当時の画像を見て、何だこの画像？　とずっと不思議に思っていたのです。番組内では説明も何もなかったもので（会ったのかも知れないけど、聞いていなかった）。その謎が今回、意外なところで解けました。