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倒錯女教師 私を狂わせた二人の少年 フランス書院文庫
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倒錯女教師 私を狂わせた二人の少年 フランス書院文庫

鳴海英介(著者)

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倒錯女教師 私を狂わせた二人の少年 フランス書院文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院/
発売年月日 1998/11/10
JAN 9784829608500

倒錯女教師

¥385

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2012/08/11

時代性を感じさせる前半と後半のコントラスト

凌辱作品を幾つか上梓した後に誘惑系へと転向するパターンはよく見られるが、この作者も前作『美人女医・挑発診察室』より誘惑路線へとシフトしている。女医に続く本作は女教師がヒロインである。そして、誘惑系というより挑発系といった趣きである。 蟻地獄のごとき仕掛けでチェリーな高校生主...

凌辱作品を幾つか上梓した後に誘惑系へと転向するパターンはよく見られるが、この作者も前作『美人女医・挑発診察室』より誘惑路線へとシフトしている。女医に続く本作は女教師がヒロインである。そして、誘惑系というより挑発系といった趣きである。 蟻地獄のごとき仕掛けでチェリーな高校生主人公(生徒)を誘い込み、その後も優位な立場で振舞う前半は、先生と生徒の密戯として背徳的な淫靡さが漂うものである。少年を自分好みに仕立て上げていくことに享楽的快感を覚えていく先生の歪んだ欲望が何ともいやらしい。 そして、後半では全く異なる展開が待ち受けている。聖職者にあるまじき色狂いを具現する手段を得た先生のエスカレートが描かれていくのだが、これには本作の前年に発生した、『東電OL殺人事件』の影響をモロに受けているのであろうと言わざるを得ない(当時は他の作品でも頻繁に用いられたネタとは思うが)。それはさておき、後半の先生は完全に女王様である。サブタイトルに『二人の少年』とあるので記すが、実質的に後半では主人公が変わる。自分好みの少年に仕込みたい先生の、この少年への接し方は下僕同然であり、愛情よりもさらに欲望に忠実な豹変とも言えよう。この、まるで別の話と言ってもいいくらいの後半を経て、最後の最後に生じた僅かな綻びがどんでん返しの結末を生み出しているのだが、これはもぅ自業自得と言うしかあるまい。この意味でメインタイトルは実に的を射ている。 後半の先生は少々やり過ぎとは思うが、全体に漂う退廃的な淫靡さに独特のテイストが感じられ、個人的には嫌いではない作品だった。

DSK

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