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見知らぬ乗客 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1998/09/25 |
JAN | 9784042518020 |
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見知らぬ乗客
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商品レビュー
4.1
12件のお客様レビュー
アメリカの作家パトリシア・ハイスミスの長篇ミステリ作品『見知らぬ乗客(原題:Strangers on a Train)』を読みました。 パトリシア・ハイスミスの作品は、7年前に読んだ『太陽がいっぱい』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 妻...
アメリカの作家パトリシア・ハイスミスの長篇ミステリ作品『見知らぬ乗客(原題:Strangers on a Train)』を読みました。 パトリシア・ハイスミスの作品は、7年前に読んだ『太陽がいっぱい』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 妻と離婚するため故郷に向かう新進建築家のガイは、列車の中でチャーチルと名乗る富豪の息子と出会う。 偏執的に父を嫌悪するその青年にガイは、自分の妻と彼の父との交換殺人を持ち掛けた!! ----------------------- 1950年(昭和25年)に刊行されたパトリシア・ハイスミスのデビュー作… 1951年(昭和26年)にアルフレッド・ヒッチコック監督により映画化されていることで有名な作品です。 新進建築家ガイ・ダニエル・ヘインズは、妻ミリアムと離婚するため故郷へ向かう列車の中で一人の青年チャールス・アンソニー・ブルーノーと出会う… ブルーノーは富豪の息子で、父を偏執的に嫌悪していた、、、 狂気じみたように父を語る彼に、ガイはふと、妻とのトラブルに悩んでいると打ち明ける… 妻のミリアムは、他人の子供を身ごもりながら、離婚に応じようとしない、と。 ガイに同情したブルーノーは、驚くべき計画を持ちかける… 彼がガイの妻を殺すかわりに、ガイに自分の父を殺してくれと言うのだ、、、 当然ガイは断るが、すでに二人は運命のレールの上にいた…… 。 列車で出会った見知らぬ人物から交換殺人をもちかけられるという独特のプロットや、ひとりが殺人を犯し、もうひとりがその罪を背負い込むことになるという前半の展開は映画とほぼ同じでしたが… 後半はブルーノーの異常性に感染したガイが精神的に追い込まれ、壊滅していく心理サスペンスだったので、映画とは随分印象が異なる描き方になっていました、、、 『太陽がいっぱい』と同様、救いようのない悲劇的な結末や、男と女・男と男の愛憎の描き方にパトリシア・ハイスミスらしさを感じました… 元祖イヤミスかな。
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交換殺人というジャンルを創造した作品。ミステリーというよりも、犯罪者の心理描写がとても繊細に描かれ、悩みや葛藤自暴自棄になる様がとても面白かった。私立探偵のアーサー・ジェラードはコミカルな風貌でありながら鋭くしつこい男。この人のキャラクターがあってこそ、このストーリーは面白いのではないかなと思った。他の作品も読んでみたい!
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パトリシア・ハイスミスの処女長編。 映画の方が有名だろうか(案の定というか何と言うか、映画は観たことがない……)。 『交換殺人』を主題にしたサスペンス小説。圧巻は主人公が相方(?)に追い詰められていくところ。 救いがあるような無いような、はっきりしないラストシーンも良かった。
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