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追憶のスモールタウン ハヤカワ・ノヴェルズ
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追憶のスモールタウン ハヤカワ・ノヴェルズ

ラリイワトスン(著者), 松本みどり(訳者)

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追憶のスモールタウン ハヤカワ・ノヴェルズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1998/07/31
JAN 9784152081759

追憶のスモールタウン

¥220

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2024/09/16

ブクログメンバーさんの本棚にあり題名と表紙に惹かれ読んでみた。 12才の夏の忘れられない一場面の語りから始まる。家でベッドに横たわるお手伝いのスー族の若い娘マリー、銃を手にする母。そして40年の歳月が流れ父母もマリーも亡くなった。モンタナの小さな町での1948年夏の出来事が当時1...

ブクログメンバーさんの本棚にあり題名と表紙に惹かれ読んでみた。 12才の夏の忘れられない一場面の語りから始まる。家でベッドに横たわるお手伝いのスー族の若い娘マリー、銃を手にする母。そして40年の歳月が流れ父母もマリーも亡くなった。モンタナの小さな町での1948年夏の出来事が当時12才だった私の語りで記される。 その1948年夏の出来事は、私の退屈な日常を取り去り、モンタナは「追憶」となった。父母とマリー、祖父母、そして父の兄。西部劇でみるやっと開拓してできた小さな町、先住民、アメリカの精神的な暗部を見る。 追憶のスモールタウンはモンタナの最北東、少し北へ行けばカナダ、少し東にいけばノースダコダ州につく、という夏は乾燥し、一年中風が吹き、冬はブリザード、インディアン保留地もあるという、当時の人口は2000人にも満たないところと語られる。 牧場で成功し同時に保安官も務めた祖父、戦争で英雄になった医者の兄、16歳の時の落馬で足が悪いために戦争にいかなかったが祖父の保安官を継いだ父、厳しいモンタナの風土にインディアン居留地、これが私や父のバックグラウンド。そしてこれが「追憶」となるモンタナにつながると感じる。 結局1948年夏の出来事で私たち3人家族はモンタナを去るのだが、かなり前にみた「ペインテッドハウス」というテレビドラマを思い浮かべた。こちらは1950年代が舞台で、綿花畑を営む少年たち家族3人が生活の苦しさから今住んでいるところを去る、という物語だった。舞台は南部のアーカンソー。北でも南でも開拓して立ち行かなくなりその地を去る、というもの。 原題は「Montana  1948」 1993発表 1998.7.31初版

Posted by ブクログ

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