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靖国神社と日本人 PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 1998/08/04 |
JAN | 9784569601502 |
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靖国神社と日本人
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靖国神社と日本人
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
日本もしくは自分の論…
日本もしくは自分の論理に都合のいいところだけ法を盾に取るなり勝手な物事の定義をするなりして論じており、本質的な「靖国」の昨日や果たした役割を完全に無視してしまっています。もっと公平に、冷静に、屁理屈ではなく論理を本にして欲しかったです。
文庫OFF
森鴎外の研究者であり保守派の論客として知られる著者が、靖国神社をめぐる諸問題について論じた本です。 靖国神社では、どのような教義にもとづいて英霊たちが祀られているのかということを、その内在的な論理に沿って書かれた本を読みたいと思い、本書を手に取ったのですが、本書の最初のほうでは...
森鴎外の研究者であり保守派の論客として知られる著者が、靖国神社をめぐる諸問題について論じた本です。 靖国神社では、どのような教義にもとづいて英霊たちが祀られているのかということを、その内在的な論理に沿って書かれた本を読みたいと思い、本書を手に取ったのですが、本書の最初のほうでは、靖国神社の成立についての歴史的事実がわかりやすく解説されているものの、やや期待していたのとは異なる内容でした。 著者は、戦後において靖国神社が一個の宗教法人となったことを批判しており、柳田國男の「先祖の話」などを参照しながら、特殊的な宗教的信念に先立つこの国のありように根ざすものとして、靖国神社における慰霊という行為を位置づけようとしています。さらにそうした文化的な水脈を示す例として、靖国神社にかんするいくつかの言説や、この世を旅立っていった英霊たちの遺書などを引いています。 ただ、このようなスタンスがとられるのであれば、靖国神社の信仰のありかたについての社会学的な観点からの分析などはしりぞけられてしまい、著者の考えるこの国の「文化」あるいは「国体」にコミットするのでなければ、それについて理解することも考察することも不可能になってしまうのではないかという気がします。そのような意味で、本書は靖国神社をめぐる討議の舞台に上がることをはじめから拒否してしまっているように思えてなりません。
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冒頭の「自ら与え、施し、捧げることをよしとしたかつての日本人に対し、戦後日本人は何かにつけて貰うこと、要求すること、奪うことを旨としている」という指摘がある。慧眼である。特に、本書後半、英霊への鎮魂を柳田国男の説をなぞりながら、「この祭りは、祭ってくれるべき子孫を欠いた若き英霊達...
冒頭の「自ら与え、施し、捧げることをよしとしたかつての日本人に対し、戦後日本人は何かにつけて貰うこと、要求すること、奪うことを旨としている」という指摘がある。慧眼である。特に、本書後半、英霊への鎮魂を柳田国男の説をなぞりながら、「この祭りは、祭ってくれるべき子孫を欠いた若き英霊達を安らかにあの世に在らしめんがために、あるべかりし子孫に代わって共同体の営民が営む祭りである」という文章が在る。とかく、政治的文脈、イデオロギー的文脈に捉えられがちな靖国の本質を、後世のために大切に誌し置かれた。
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