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狂った課外授業 兄嫁は高校教師 フランス書院文庫
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狂った課外授業 兄嫁は高校教師 フランス書院文庫

鏡龍樹(著者)

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狂った課外授業 兄嫁は高校教師 フランス書院文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院/
発売年月日 1997/03/31
JAN 9784829607442

狂った課外授業

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2012/07/30

ヒロインへの憧憬と渇望が招く背徳なる関係

1997年という当時の趨勢を考慮すれば致し方なしではあるし、逆にこういう展開の方が節操があって良いという見方もあるかもしれないが、合体するまでの経緯に悩ましさと艶めかしさを表現した誘惑作品である。その意味では「誘惑」という呼び方に合致した作風と言えよう。 高校教師にして兄嫁...

1997年という当時の趨勢を考慮すれば致し方なしではあるし、逆にこういう展開の方が節操があって良いという見方もあるかもしれないが、合体するまでの経緯に悩ましさと艶めかしさを表現した誘惑作品である。その意味では「誘惑」という呼び方に合致した作風と言えよう。 高校教師にして兄嫁なヒロインと、それを憧憬と恋慕で想い詰める生徒(義弟)との1対1が基本構成である(別に兄嫁と夫(兄)との営みシーンあり)。清楚で貞淑ながら授業では厳しさも見せる美貌の高校教師が、ちょっとしたきっかけから義弟との繋がりを経て乱れに変貌していく様が克明に描かれており、本作の後も作者の得意パターンとなっていく「若い男を虜にしつつ支配する女」から「支配されたい願望の存在を自覚して堕ちていく女」への流れが実にいやらしい。 後半の展開に窮屈さがあって描き切れていないところが少し勿体ないのと、若干のダークさを醸す結末が今となっては好みの分かれるところかもしれず、何より合体至上主義な諸兄には物足りなさも残る構成ではあるが、ヒロインと主人公の移りゆく心理の妙を楽しむ良さがあると思った。

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