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日本中世の民衆像 平民と職人 岩波新書
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日本中世の民衆像 平民と職人 岩波新書

網野善彦(著者)

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日本中世の民衆像 平民と職人 岩波新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 1997/02/19
JAN 9784004201366

日本中世の民衆像

¥550

商品レビュー

4.4

6件のお客様レビュー

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2023/02/25

前半「平民」の話はほとんど年貢で一貫していたのでてっきり年貢の本なのかと勘違いしたが、後半「職人」の話になって俄かに民俗学的な話が盛り上がってきた。惜しむらくは新書なのでそれ以上深く複雑に細かくは書けないこと。しかし非常に勉強になった。 なお、この本を読んでいて『もののけ姫』が...

前半「平民」の話はほとんど年貢で一貫していたのでてっきり年貢の本なのかと勘違いしたが、後半「職人」の話になって俄かに民俗学的な話が盛り上がってきた。惜しむらくは新書なのでそれ以上深く複雑に細かくは書けないこと。しかし非常に勉強になった。 なお、この本を読んでいて『もののけ姫』がチラチラ頭をよぎったが、宮崎駿は実際この本に発想を得て作中の庶民を描き、後には二人対談も果したらしい。

Posted by ブクログ

2021/11/23

1979年に岩波市民講座でおこなわれた講演をもとにした本です。日本の中世史に社会史的な視点をとりいれた著者の関心の中心であったテーマについて、わかりやすく解説がなされています。 著者は、「百姓」ということばが、中世以前には農民だけでなく平民身分の者を広く意味していることに注意を...

1979年に岩波市民講座でおこなわれた講演をもとにした本です。日本の中世史に社会史的な視点をとりいれた著者の関心の中心であったテーマについて、わかりやすく解説がなされています。 著者は、「百姓」ということばが、中世以前には農民だけでなく平民身分の者を広く意味していることに注意をうながし、「日本人」という民族は稲作を中心とする歴史をあゆんできたという理解をくつがえします。そのうえで、中世の平民たちの負っていたいた年貢・公事にかんする事実を明らかにして、彼らの生活の実態にせまっています。 さらに職人の多彩なすがたについてもとりあげられており、東国と西国の職人のありかたのちがいや、差別とのつながりといった、著者の中世史研究における重要なテーマについての目くばりもなされています。

Posted by ブクログ

2017/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1980年刊行。著者は神奈川大学短期大学部教授。  本書刊行から30年も経過しており、確かに隔世の感は否めない。1974年に小学館文庫日本の歴史シリーズで鎌倉後期の巻を担当した時は、本書のように明確に中世民衆を論じていたわけではなかったが、徐々に平民・海民・傀儡・聖人等、中世の民衆に関する見解を展開していった。  まさに、本書はその渦中で生まれた書。非常に慎重な言い回しながら、水田稲作を生業としない平民・職人・芸能民について論じていくのが、逆に学会の風当たりの強さを感じ取れそう。  中でも、本書は、中世職能民の移動の自由が確保されていたこと、彼等への公事・年貢の性質、実態を解説する。

Posted by ブクログ

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