校長先生、大好き！ アラビアのオマーン王国に学校をつくった日本女性の物語

スワード・アルムダファーラ(著者)

• 販売会社／発売会社: 求龍堂
• 発売年月日: 1997/04/11
• JAN: 9784763097118

商品レビュー

2010/11/25

この本をひとたび開けば、筆者のことが大好きになると思います。
オマーンの地へ生き、オマーン人になった元日本人の活躍です。
なにか不安になったときに読み返せば元気を分けてもらえると思います。

2010/02/08

勇気をもらった一冊。

旧名：森田美保子
現在名：スワード・アル・ムダファーラ

元々は全く普通の日本人女性。
ひょんなことから中東の国家・オマーン王国へ関わるようになる。

早々に母を亡くし、就職、結婚、妊娠、退社、出産、離婚…と
若くして波乱万丈な人生を送り、
一呼吸置いたところでオマーンの現地人・サウド人との国際結婚。

対応は常に柔軟に、しかし自分の信念は決して曲げない。

二国間の際に苦しみ、もがき続けた結果、
彼女のとった判断は“名前も国籍も、変える”。
日本人からオマーン人へ、
森田美保子からスワード・アル・ムダファーラへ。
そしてイスラム教に強く惹かれ、改宗。

日本人の名前は変わっても、
日本の国籍は変わっても、
彼女のアイデンティティは常に変わらない。

その後もオマーン独特の文化に悩まされながらも、
己の信念を曲げず、自分のやりたいことをやり、
ついには自分の学校まで経営することに。

そこでの苦労ももちろん計り知れないものがある。
99.9％は苦労かもしれない、しかし、
その先にある0.1％の笑顔のために、
彼女は奮闘し続けている。

「変わってはいけないもののために、変わる必要がある」

この言葉を強く意識させられ、
強く背中を押してくれた一冊でした。

自分の夢とかぶってる部分もあるからかもしれませんが、
非常に感銘を受け、たくさんのことを考えさせられました。

短いのですぐ読めますよ。
興味のある方はぜひ＾＾