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印刷はどこへ行くのか

中西秀彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社/
発売年月日 1997/03/25
JAN 9784794963000

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2022/03/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

1997年出版。前作の『活字が消えた日』から3年。この時期の印刷・出版業界って激動だったんですね。出版社を蹴ってIT屋になった1991年新卒の身としては、かなり複雑な心境。 それにしても御尊父の中西亮氏、ただ者じゃない! そちらの著書も是非拝読したい。 個人的には、漢字コードの話(4章)がツボ。JIS漢字も大概だけど、ユニコードの設定ってのも、表音文字文化圏の人達に音頭を取らせてはいけなかったんだよね、ホント。異体字をバッサリ切り捨てた中国の方針は、筆者も言うように、確かに卓見だわ。でも真面目な話、漢字文化圏の漢字コード統一問題は深刻かも。 あと、罫線の話も面白いと思った。確かに今現在、日本で流通している便箋は、縦書きでも横書きでも罫線のあるのが主流。でも、アルファベット圏の手紙って、手書きでも罫線ないよね。国産でもエアメール用の薄い便箋には罫線ないし。日本語って真っ直ぐに書くのが難しい文字?いやいや、筆書き時代の巻物には罫線なんかないわ。んじゃ、現代日本人に特化した話なのか? 巻末対談は、なんと紀田順一郎氏とです。

Posted by ブクログ

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