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現代マンガの全体像 双葉文庫POCHE FUTABA
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 双葉社 |
| 発売年月日 | 1997/01/30 |
| JAN | 9784575710908 |

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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
辛らつな意見冴え渡る…
辛らつな意見冴え渡る漫画論。読み物としても普通に面白いです。第三章の作家論、作品論を読むと、漫画も簡単にみ飛ばせなくなります。
文庫OFF
もはや日本のみならず世界にまで影響力を持つに至った日本の「マンガ」を体系的にまとめた評論集がないことを以前から憂えていた著者渾身のマンガ評論集。1950年代から1990年代にかけてのマンガ界の少年誌青年誌などの変遷。個別作家論など多岐に渡り該博な知識を一体どのように手に入れたのだ...
もはや日本のみならず世界にまで影響力を持つに至った日本の「マンガ」を体系的にまとめた評論集がないことを以前から憂えていた著者渾身のマンガ評論集。1950年代から1990年代にかけてのマンガ界の少年誌青年誌などの変遷。個別作家論など多岐に渡り該博な知識を一体どのように手に入れたのだろうかと考えていたが、ウィキペディアで見る限り著者の持論が「一を聞いて十を知り百を語るべき」ということなのですべてを読んできたというわけではなさそうだが、それでいてというよりそれだからこそ適菜収氏に「昔から言うことが変わらずしかも外していないのは呉智英だけ」と言われる著者の仕事ぶりは圧巻である。敬服に値する。マンガ作家論で出てきた名前何人かは知ってる人も居たし今読んでるいがらしみきお、大友克洋など取り上げられていて興味深く読んだ。その他赤塚不二夫、楳図かずお、はるき悦巳などあらためて興味が湧いた人初めて知った人などいつか読みたい。著者のように十を知るとはいかなくともせめて一を聞いて三を知るくらいにはなれたらなと思う。それにしてもマンガはまだましかも知れないが評論そのもの自体の分野は今どのような状況にあるのだろうか?2、3の人を見る限りみんなTVなどから出なくなるととたんに忘れさられるような状況になっている気がする。それを望んでる人は良いのかも知れないがここに評価経済社会の弊害というべきものが出ている気がする。ただ自分が知らないだけで相手の数字が小さいからと軽んじられてしまう気がする。外見ではなく中身で、本質を見抜く審美眼がいよいよ問われる気がする。このような状況はその分野にとっても、おそらく全体にとってもあまり良い状況とはいえないと思うのだが仕方がないとあきらめるしかないのだろう。先人たちがそうであるよう。黙って粛々と仕事を続けるしかないし自分もそうしようと思う。
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啓蒙主義や左翼公式主義に則ったマンガ評論を一刀両断した本です。 本書によってマンガ評論の新しい地平が準備されたという意味では、この分野におけるエポック・メーキングな著作と言えるように思います。ただ、「封建主義者」を自称する著者は、旧来のマンガ評論を批判するときに鋭い筆の冴えを見...
啓蒙主義や左翼公式主義に則ったマンガ評論を一刀両断した本です。 本書によってマンガ評論の新しい地平が準備されたという意味では、この分野におけるエポック・メーキングな著作と言えるように思います。ただ、「封建主義者」を自称する著者は、旧来のマンガ評論を批判するときに鋭い筆の冴えを見せるものの、著者自身のマンガ評論の枠組みを提出している箇所は、少し抽象的な議論にとどまっているような印象をぬぐえません。著者はマンガを「コマを構成単位とする物語進行のある絵」と定義し、線上性と現示性の組み合わせによってマンガを読み解こうとしているのですが、日本語の言語構造との関係を示唆する以上の目立った結論は示されていません。 より重要なのは、本書の中核をなす「現代マンガ概史」でしょう。著者は、1945年以前の「前史」を置き、1945年から80年代以降を6つの時期に区分してそれぞれの時代の達成を簡潔に論じており、マンガ史について考察するための足がかりとなるような、貴重な見取り図を提示しています。
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