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影刀 壬申の乱ロマン 文春文庫
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影刀 壬申の乱ロマン 文春文庫

黒岩重吾(著者)

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影刀 壬申の乱ロマン 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 1997/02/10
JAN 9784167182328

影刀

¥220

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

大海人皇子に助けられ…

大海人皇子に助けられた亡命百済人がスパイとなって戦っていきます。壬申の乱が絡んでるだけに切ない悲しい人生です。大友皇子派なので、★4つ。

文庫OFF

2012/03/22

この本は、壬申の乱の脇役である、戦に人生を掛けた舎人や振り回された媛など、壬申の乱を大きな流れからではなく一個人の目線から描かれた短編集です。 「天の川の太陽」(黒岩重吾)を読んだ直後に読んだため、時代背景や登場人物が分かりそれなりに面白く読めましたが、壬申の乱を知らない人が読...

この本は、壬申の乱の脇役である、戦に人生を掛けた舎人や振り回された媛など、壬申の乱を大きな流れからではなく一個人の目線から描かれた短編集です。 「天の川の太陽」(黒岩重吾)を読んだ直後に読んだため、時代背景や登場人物が分かりそれなりに面白く読めましたが、壬申の乱を知らない人が読んでもつまらない本かもしれません。それに、残酷な描写が多く少々具合が悪くなりました・・・。ただ、いつの時代もそうですが、歴史って一人の偉大な人物が作るわけではなく、日本書紀にも載っていないような名もなき人々が作っていることをあらためて痛感させられました。

Posted by ブクログ

2012/02/13

湖国に散った王の孤独 日本書紀のエピソードに想を得、壬申の乱に在った人々を描く短編集。 「霧の慟哭」「養老山の龍」「影刀」「無声刀」「別離」「左大臣の疑惑」「捕鳥部万の死」7編収録。  骨が太く男っぽい古代史もの―という印象のあった著者の作品ですが、亡命百済人の悲哀や敗軍の...

湖国に散った王の孤独 日本書紀のエピソードに想を得、壬申の乱に在った人々を描く短編集。 「霧の慟哭」「養老山の龍」「影刀」「無声刀」「別離」「左大臣の疑惑」「捕鳥部万の死」7編収録。  骨が太く男っぽい古代史もの―という印象のあった著者の作品ですが、亡命百済人の悲哀や敗軍の王者の孤独、人ならぬものとの交感など彼らの心情が繊細に描かれています。  中でも、政略によって結ばれた大友皇子と十市皇女が決戦の前夜死を覚悟して初めて互いの心を通わせる「別離」から、続く大友皇子最期の顛末を描いた「左大臣の疑惑」が秀逸です。  母・額田王の情熱を受け継ぎながらも、敵対する父・大海人皇子と夫・大友皇子との狭間で自らの運命を終始冷めた心で受け止めていた十市。大友の本音に正面から向き合ったことで彼女は初めて夫を「見る」ことになるのですが、それはまさに別れの前夜のことでした。  大友の腹心でその最期までを見届けたたった一人の舎人・物部連麻呂は続く天武朝で重用され大出世したといいます。そんな男に果たして忠心があったかどうか―と疑う結末には、大友皇子への著者の限りない哀惜の情が感じられます。  それぞれ単独に完結した作品ながら二編を通して読むとき、公私に亘って孤独に苛まれた大友皇子の短い生涯を浮かび上がらせて悲痛です。

Posted by ブクログ

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