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スモール・ワールド 扶桑社ミステリー
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スモール・ワールド 扶桑社ミステリー

タビサ・キング(著者), みき遙(訳者)

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スモール・ワールド 扶桑社ミステリー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 扶桑社
発売年月日 1997/01/30
JAN 9784594021634

スモール・ワールド

¥330

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2010/07/18

恐ろしい程に、奇妙奇天烈。勿論、スティーブンキングの奥さんの小説、ということで手に取った。しかし今後は単品で追いかけていきたくなる。が、面白いか、と問われれば首を捻らざるを得ない。かといって、じゃあつまんないんだ、と言われたらおれは逆の方向に首を捻って「頭を抱えざるを得ない」と言...

恐ろしい程に、奇妙奇天烈。勿論、スティーブンキングの奥さんの小説、ということで手に取った。しかし今後は単品で追いかけていきたくなる。が、面白いか、と問われれば首を捻らざるを得ない。かといって、じゃあつまんないんだ、と言われたらおれは逆の方向に首を捻って「頭を抱えざるを得ない」と言わざるを得ない。 こういう類の小説、マンガ、メディアはなんでもいいけどそういう作品に「バカ」だの「B級」だのとレッテルを貼ってせせら笑うことは簡単だし、実際、まっとうに良い作品がしっかりと評価され、人口に膾炙していくためには必要なことなのかもしれない。が、なんでかおれはそれをしたくない。 肝心のSF的なギミックのもっともらしいと思える論理立てが皆無とか、それを見た人々の反応が脳天気すぎてこれを怖いと思って書いているならそれを書いている作者が一番怖いとか、最初の方で三人称のカメラ位置の変遷がぐちょぐちょ過ぎてもはや酔うとか、ダンナなら十五ページで書くねとか、キングにまたがるだけで小説が出版されるなら差し出される股ぐらの数は数え切れまいいやおれもケツを差し出す準備はいつだってとか、色々あるけれど…… なんだか惜しい、気がする。それまで時間と場所を越えて跳ね回っていたカメラが、縮小機が人間に使われた途端、その小さくされた人間に据え付けられ、百五十ページ近くがその心理描写とちょっと「えー、アメ公のミニチュアなのにそこまでしっかりしてんの」と突っ込みたくなる内部の描写に費やされている。突っ込みはじめると終わらないだろうけど、それをはね除けて読ませる不思議な魅力。 それこそが「バカ」さ、なのかもしれないけど……題材が違ったら、これひょっとしてひょっとするんじゃ、と五百五十ページ近く読まされた後悔も手伝って、マンションバカラで色々捨ててしまったおっさんの様に、思いたくなる。確かに、ラストは良い。だからこそ……レッテルが貼られない、貼れない、もし貼られたとしても主眼はそこにない、と、そう思わせるモノを書いて欲しい、という期待が残る。 いや、マーケティングはあるだろうけども、SF的なギミック(恐ろしく使い古されたものを、そのままの調理で!)が無い方が良かったんじゃあないかなあ、という気が、してくんだ。悪役として書かれる魔女の、縮小機が人間に使われたこと知った時の、あの、台詞! あの台詞とラスト一連の行動で「日常にいるイヤな奴」の枠からは遙かに外れてしまったけれど、逆に、バットマンのジョーカー的な魅力がチラリと見えたような見えなかったような…… とりあえず、これが処女作らしいので、次作も読んでみよう、とは思った。品川図書館に感謝。

Posted by ブクログ

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