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ウォーレスの人魚
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ウォーレスの人魚

岩井俊二(著者)

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ウォーレスの人魚

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 1997/09/25
JAN 9784048730587

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商品レビュー

4.5

12件のお客様レビュー

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2015/12/07

長らく積読だった小説。 岩井さんの新刊が出るという情報を得たので、この平成9年刊行の超大作を先に読んでみました。 偶然なのか何なのか、小説の舞台が2015年で、ちょっとびっくり。 イギリスの進化論者・ウォーレスが、19世紀に著した「香港人魚録」。ウォーレスが実際体験したことが書...

長らく積読だった小説。 岩井さんの新刊が出るという情報を得たので、この平成9年刊行の超大作を先に読んでみました。 偶然なのか何なのか、小説の舞台が2015年で、ちょっとびっくり。 イギリスの進化論者・ウォーレスが、19世紀に著した「香港人魚録」。ウォーレスが実際体験したことが書かれているこの本は、しかしまるで嘘であるかのように綴られている。 時は流れて2012年、セントマリアアイランドで人魚が発見された。鰭もなく人間のような形をしているが、それはまさしく男の人魚だった。しかしその人魚は、研究者たちの不手際によって死んでしまう。 そして2015年、海の事故によって遭難した大学生の海原密は、2ヶ月間の行方不明の後に奇跡的に生還を遂げる。海の底で2ヶ月生きた不思議。普通の大学生として生きていたはずの密の人生が大きく動き出す。そしてウォーレスとつながっていく。 私はアンデルセンの童話・人魚姫が大好きなのだけど、この小説における人魚は、そういうのとは大幅に違う。 人間とは明らかに形が違う空想上の生き物ではなくて、進化の過程で道が分かれて人間になるか人魚になるか、みたいな違いで生まれてしまった人魚のお話。 生物学的な専門用語が山ほど出てくる章もあってなかなか大変だけど、すごく読み応えがあっておもしろかった。 SFちっくだけど現実にありそうな気もする。あってもおかしくない。そんな風に思える壮大な物語。 人間、人魚に関わらずそれぞれに血の歴史というものはあって、自分のルーツだって意外と深くまでは知らなかったりする。大人になってから知らされることだってある。 平凡に生きてきたつもりがある日の衝撃で事態が変わり、そして… 「受け入れること、そしてその形で生きていくこと」の柔軟性を見た気がする。 人のエゴとかどろどろしたものも大いに含まれていたし、よくよく考えてみればだいぶグロテスクだけど、とても好きな物語。 「アクリ」という映画きっかけで出来た映画とは関係のない小説みたいだけど、これの映像化も観てみたいな、と思ってしまった。

Posted by ブクログ

2015/10/27

何だろうこの気持ちは 分からない でも変に考えすぎないで、 素直に受け止めれば良いのかもしれない ー ありのままの世界で生きること 海に帰ろうか 私たちは人魚だった ー

Posted by ブクログ

2011/06/03

通して安定して面白い。かな。個人的には好きなテーマ。 ファンタジー的な人魚ではなくサイエンス的人魚というんでしょうか。

Posted by ブクログ

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